出会いの前のとある日常
ごめんなさああああああああああああああああいい!!!!!
またしてもやらかしました!!!!!
途中のを挙げてました!!!
改稿しました!!
人里をいくばか離れた、山の麓。
山の紅葉が鮮やかにざわめいて、目に染みる。
その風景に溶け込むように、小さな古い家が一軒あった。
「秋兄!」
家の前で、爪先立ちで山道に目を凝らしていた幼い活発そうな少女が、嬉しそうに叫んだ。
山道を降りてきたのは、大きなかごを背負った少年だった。声に気が付いたように長い前髪が跳ね、顔を上げ、こちらに笑いかけた。
秋兄、と呼ばれたのは、17歳ほどの優しい雰囲気の少年だった。
色素の薄い瞳は、優しげな切れ長で、同色の長めの髪を後ろで束ねている。
「ただいま、火華!」
火華、と呼ばれた8歳ほどの少女は、うれしそうに飛び跳ね、寝癖で跳ねた燃えるような赤毛のを二つに結わえた細い髪を、仔馬の尻尾のように一緒にはねさせた。
「秋兄?!やっと帰ってきた!」
「腹減った!!飯は?!今日は何?!」
「…遅い。」
先程の声で、今度は家からわらわらと火華と同じ年頃の少年たちが3人出てきた。
真っ先に飛び出して来た一人は、見た目は10歳ほどの、金茶の猫っ毛の寝癖の髪を跳ねさせた、大きな蒼いつり目の異国風の少年、
一番先に声をあげた一人は、14歳ほどの、少年陰陽師を思わせるような綺麗な黒髪のおかっぱの理知的な少年、
他の二人よりゆっくり出てきた最後の一人は、6歳ほどの、灰色っぽい髪に不思議な色の瞳で、どこか浮世離れしているような、大人びた雰囲気の少年、
と、とても個性的な三人だ。
「今日はいい野菜が採れたし、イノシシの血抜きもおわったから、鍋だ!」
「「「「やったああ!!」」」」
「にぃく!にぃく!にぃく!!」
そんな、久しぶりの肉に元気良くはしゃぐ四人に、秋兄と呼ばれていた少年は、微笑ましそうに目を細めた。
「よしっ!じゃあ準備するか!スウは、野菜洗って切ってくれ。火花は湯沸かししてて。この前みたいにうっかり全部蒸発させるなよ?コウもそっちの力加減手伝ってやって。逢魔は俺とこれ捌くの手伝ってくれ。」
指示を出すと、異国風の少年は野菜を抱えて台所へ、火花と浮世離れしている少年は湯沸かしの為に囲炉裏の方へ、陰陽師風の少年は年長の少年と裏にある動物を捌く所へそれぞれ向かった。
「本当はスウの方が適任なんだけどな。流石にチビに動物を捌かせるのはちょっとあれだしな」
「もう少し大きくなってからだね。まあ分かってても実際に見るとけっこうあれだしね。」
「逢魔も最初は青ざめてたしな」
「いや、初めて見たのが抜き忘れたやつだったら誰だって吃驚するから!!!」