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放課後家族会議

「家族会議ってあるじゃん」


またまた北川が変な事を言い出した。


どうも、永井です。

いつもの如く僕らは放課後、教室でダラダラしてます。


さっきまで北川と高野は将棋を指していたが、北川が角と飛車を取られて盤面をひっくり返したので勝負は止めになった。


北川は変に頭が回るのでこういうゲームは得意だろうと見守っていたけど、どうやら高野を負かす日はまだまだ先みたいだ。



「あれってさ、家族で会議すんだろ?じゃあ、俺らが家族について会議するのは何なんだよ」

「普通の雑談って事だろ」


高野は将棋の駒を弄びながら面倒くさそうに答える。



「それじゃ駄目なんだよ!!

これも家族会議、あれも家族会議、じゃあどれが真の家族会議!?」


どう考えても最初にお前が言った家族で会議するのが真の家族会議だよ。



「と、言う訳で今日は皆の家族構成について聞きたい」


「どういうわけだ」


僕のツッコミは北川にスルーされた。

やはり高野みたいに暴力で訴えなければ駄目なのだろうか?



「良し、じゃあ永井お前から!」


「えー・・・・・・お前、僕の家に泊まりに来たじゃん。

知ってるだろ?」

「・・・・・・それもそうだった」



北川はハニカミながら頭を掻いた。


もうこの話終わりで良いんじゃないかな?



「じゃあ、さっきから一言も喋ってない小西!!」


「え・・・・・・」



今回の放課後ダラダラタイムの唯一の変化。

それは小西が参加したという事だ。


ちなみに真田さんや他の女子勢は真面目に部活に向かったか帰った。

まあ、元から誘ってすら居ないんだけどね。


でも、真田さんは誘えばほいほい来そうだ。



「俺、は・・・・・・母と、弟」

「父親は?」


小西は俯いて閉口した。


「どうした?父親居るだろ?」



北川が更に小西に詰め寄った。


その時、高野の肘鉄が北川の腹にクリーンヒットした。



「ぬぼうあっ!!」


北川はそのまま吹き飛ばされて最後のガラスをぶち破った。



ってのは嘘で開いていた窓から落ちて行った。


ここは地上1階だから死にはしないし無視しても良いだろう。



僕は小西の肩を軽く叩いた。


「悪いな、嫌な思いさせて」

「いや・・・・・・大丈夫、気に、しなくていい」


「あいつは変な所鈍いからな」



高野はそう言って僕に倣って小西の肩に手を置いた。


「分かった。じゃあ最後は高野だ!」


服や頭に葉っぱのついた北川が僕の後ろに立っていた。



「戻ってくんの早っ!!」


高野とほぼ同じタイミングでツッコミを入れた。



「さあ俺に個人情報を!」

「その発言だけ聞くと本当にこいつ変態だよな」


全面的に高野に同意。



「俺の所も特に面白くはない。両親に兄貴が1人」


「そっか」



静まり返る室内。



「・・・・・・部活行くか」

「・・・・・・部活行くか」

「・・・・・・部活行くか」

「・・・・・・部活行くか」

「・・・・・・尾行やめるか」



僕らは各々部活に向かった。


高野と北川は剣道部、僕と小西は陸上部に。



こうして僕らの1日は終わる。


「って、最後の誰だ」



最後に1つ謎が残った。

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