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登場人物紹介〈第4章開始時点〉

登場人物が増えてきましたのでまとめてみました。

ご参考までに。

第3章までの主な登場人物のプロフィール

※年齢は数え年


⭐︎⭐︎主人公と身内⭐︎⭐︎


◎かぐや(主人公)

名前(フルネーム)は「なよ竹の赫夜姫」、命名は秋田様(むっつり)

・年齢:13歳(推定)

・元・令和のアラサーOL、職種は総務課の事務職。社内の雑務や面倒毎を押し付けられ、周りからは「彼女の頼めば」と仕事が集中してしまうタイプ。幸い勤務していた会社はホワイトで過労死とは無縁、ビジネス書購読などの自己研鑽を推奨している。

・趣味は寺社仏閣巡りで国文学オタク。類友多数。飛鳥時代(こちら)に来てからは国文学オタクの趣味を爆発させており、特に真面目な書と難しい書の間に挟まれている薄い書をこよなく愛している。

・過去に色々とあって今はあまり恋愛とかには関わりたく無い様子。ジミ顔が地味にコンプレックスだったが、今となってはどうでも良いと思っている。

月詠神社(つくよみじんじゃ)に参拝中、謎の黒い渦に引き込まれて、幼女の姿となり飛鳥時代の竹取物語の世界へと放り込まれた。求婚者達を破滅へと追い込む悪役令姫・かぐや姫の運命を変えようと日々奮闘している、つもり。

・こちらの世界に来てチート能力に目覚めた。

・チート一覧

 光の玉:大きさ、光の強さ、色を自由に変えられる。遠赤外線でホッカホカにも出来る。

 黄金探し:竹林に仕込まれた黄金の場所を光の玉で探し当てる。

 治癒能力:傷や骨折の治癒、ウィルスやバイ菌の駆除、寄生虫の撲滅、疲労回復、精神鎮静、精神高揚、脳への血流減少による昏倒、痛みのイメージの付与(特に生理痛の痛み)、脱毛、増毛、毛根細胞の再生、クーパー靭帯の再生、など。

 注意事項:欠損した物は再生できない。また病源をイメージ出来ないものも治癒できない。


◎お爺さん(讃岐造麻呂(さぬきのみやっこまろ))

・竹取の翁とも呼ばれる。

・年齢:50歳(推定)

・俗物で単純、しかし根はいい人で、ヘタレ。本作のお笑い枠。

・かぐやには高貴な方との婚姻を望んでおり、それを足掛かりに中央に進出したい。

・権力には弱く、実力がないくせに出世を望む中年平社員の様な感じ。

・かぐやが来て以来、ほぼ毎日竹林に入って金粉入りの竹の採集に励む成金。別名「金取の翁」。


◎お婆さん

・年齢:推定47歳

・お爺さんには勿体無いくらいよく出来た女性。

・かぐやを心底可愛がっており、かぐやもはは様と呼んで心底慕っている。

・実は実家が有力な豪族の出で後宮経験あり、という隠れ設定。



⭐︎⭐︎忌部氏の人達⭐︎⭐︎


御室戸忌部秋田(みむろとのいんべあきた)

・年齢:30歳

・忌部氏の知恵袋的存在、蔵書家。

・ムッツリスケベで、女の人のお胸にセクハラの視線を向けている事をバレていないと思っている。

・薄い本の収集家でもあったが、最近奥さんに没収されて数を減らしてしまった。かぐや被害者の会会員第1号。

・何だかんだで面倒見が良い。

・頭頂が薄かったがかぐやに増毛して貰った。


萬田郎女(まんたのいらつめ)

・年齢:27歳

・忌部氏の有力者の娘で氏女(うじめ)として後宮勤務したが、前歯が欠損していたのを虐められて半年で後宮を去った。以来舞に没頭する日々を送った。

・かぐやに前歯を治療して貰って以来コンプレックスが無くなり、性格が丸くなった。

・かぐやを敬愛して止まない。

・後に秋田と結婚し一児をもうける。

・かぐやから手ぬぐいブラを貰い受け、それに詰め物をして日本初のニセ乳女性となった。


衣通姫(そとおしひめ)

・年齢:15歳

・忌部の氏上、子麻呂の娘、つまりお嬢様。性格は天然で、かぐやを天女として崇めている。

御主人(みうし)のかぐやへのアプローチを心の中で応援している。

・かぐやの影響で天文(占星術)に目覚めた。

・第3章の最後で御主人(みうし)の鉱石探しを助けるため、御主人(みうし)と共に阿波(徳島)へと渡った。


忌部首(いんべのおびと)子麻呂

・年齢:40ー50歳

・中央忌部氏を取りまとめる氏上(うじのかみ)

・神事を執り行う事で国へ奉仕する事を信条とするため、政では一歩引いた立場にいる。

・一度はかぐやを拐かそうとして返り討ちにあう。以来、かぐやを天女と崇めて、無償の支援を行なっている。

・息子は佐賀斯(さかし)、孫が小首(おびく)



⭐︎⭐︎『竹取物語(げんさく)』で出てくる求婚者達⭐︎⭐︎


阿部倉梯(あべのくらはし)御主人(みうし)

・年齢:15歳

・左大臣、阿部倉梯麻呂(阿部内麻呂)の嫡男でおぼっちゃま。

・『竹取物語』では「右大臣・阿部御主人」として登場する求婚者の一人で、原作では火鼠の衣を要求された。しかし偽物を掴まされて、目の前で燃やされる。しかもそれを皮肉る歌付きで。

・本作でも登場時はオレ様キャラだったが、かぐやにプライドをポッキリと折られ、父親から暖かい励ましの言葉で正道(まじめクン)へと路線変更。

・かぐやへ恋心を抱いているが伝えられずにいる。

・石綿で出来た布を作るため、ただいま全国を行脚している。


◎中臣真人

・年齢:8歳

・与志古様のご長男で、中臣鎌足とは義理の息子となる。実父は現帝の孝德帝。

・『竹取物語』に登場する求婚者の1人「車持皇子」の可能性。原作では蓬莱山に咲く花を要求されるが、秘密基地で職人によく出来た偽物を作り騙そうとして失敗。赤っ恥をかく。失敗の原因となった職人達をボコるなど性格は最低。

・本作では頭も性格も良い子で、主人公の事をおねーちゃんと呼び、慕っている。

・赤外線の光の玉が見えると言う特殊能力(?)を持つ。


◎物部麻呂

・年齢:11歳

・衛部を取りまとめる物部宇麻乃(もののべのうまの)の嫡男。かの有力豪族、物部氏の末裔。お父さん大好き。

・『竹取物語』では「中納言・石上(いそのかみの)麻呂足(まろたり)」として登場。燕の子安貝を要求され、自ら獲ろうとして失敗。落下のはずみで大怪我を負い、そのまま亡くなってしまう救われないキャラ。

・本作登場時はわんぱく小僧だったが、最近は大人しくなり剣の稽古にも勉強にも蹴布(シューフ)にも励んでいる体育系男子。



⭐︎⭐︎ 何故か登場する歴史上の人物⭐︎⭐︎


◎中臣鎌足(鎌子)

・年齢:35歳の男盛り

・言わずと知れた飛鳥時代のスーパースター。乙巳の変、大化の改新の中心人物。

・各地にスパイを送り込み諜報活動を得意し、その情報網に引っ掛かったかぐやを警戒していた。

・最近はかぐやの事を気に入っていて、義理の息子の真人の伴侶に据えようと目論んでいる。

・高い志と苦々しい現実とのギャップに悩む日々が続いている。


◎(車持)与志古

・年齢:30歳

軽皇子(かるのみこ)、現在の孝德帝の元夫人。孝德帝の即位前に親子共々鎌足に下賜された女性。

上野国(こうずのくに)、現在の群馬県出身で素が出ると上州弁で喋る。

・前帝の皇極帝(女帝)の時の後宮で膳司の管理職だったという飛鳥時代のキャリアウーマン。萬田郎女は当時の部下。

・今は讃岐に出来た中臣氏の宮で息子の真人と共に過ごす毎日、昨年鎌足との間に娘(美々母与児)が誕生した。


◎多治比嶋

・年齢:26歳

・大海人皇子の命で、舎人となったかぐやの監視役として讃岐にやってきた。

・性格は軽薄(チャラ)そう。憧れの額田王にもそう思われている。

・秋田とは蔵書家としてお互いを意識していた間柄で、最近はしょっちゅう情報交換している。主にかぐやの取り扱いについて。

・地元は丹比(現在の堺)で、地域の発展に尽くしたいと思っている。

・歌への造詣が深い。埋もれた歌人の発掘する事で、趣味の合う嫁探しと額田様へのアピールする事をかぐやに提案され、いつの間にか実行する羽目になった。かぐや被害者の会会員第2号。


◎中大兄皇子

・年齢:24歳(史実では詳細は不明)

・5年前の蘇我入鹿を誅した乙巳の変の首謀者。後の天智天皇。

・前帝の皇極天皇の実子で、現帝の孝德帝は叔父にあたる。当時の皇位継承権は息子ではなく兄弟が優先され、35歳以上であることが暗黙の了解であった為、帝になれなかった。

・性格はオレ様(ワガママ)

・乙巳の変前は蘇我氏に命を狙われ、乙巳の変後もとある人物に命を狙われ続け、かなりストレスフルな毎日を送っている。それ故に中臣鎌足への信頼は絶対。


◎大海人皇子

・年齢:21歳(史実では詳細は不明、実は中大兄皇子より年上説もあり)

・中大兄皇子の同腹の兄弟、後の天武天皇。とても有能。

・万葉集のヒロイン、額田王を妃にしている。

・鎌足の推薦によりかぐやを舎人とした。ただしいつでも兄(中大兄皇子)に返品できるよう、在宅勤務にして、地元で稲の品種改良業務を続けさせている。


阿部引田(あべのひきた)比羅夫(ひらふ)

越国(えつのくに)を治める。

・阿部倉梯麻呂の亡き後、事実上の阿部氏の氏上となった。

・髭の立派な勇猛果敢な武人だが、実は戦わずして解決する事を旨とする平和主義者。

・御主人を気に入っており、かぐやの異能に気付き驚いている。



⭐︎⭐︎ 愉快な領民達⭐︎⭐︎


◎源蔵さん

・年齢:25歳

・家人の1人でいつの間にかかぐや付きの雑用係になった。

・性格は温厚、義妹だった元嫁と死別した過去を持つ。

八十女(やおめ)を嫁にして、人生の絶頂期を迎えている。

・父親はゴン蔵さん。


八十女(やおめ)さん

・年齢:21歳

・かぐやの傘持ち担当だったが、いつの間にかお付きになった。

・元は名無しだったが、かぐやが名前を命名してくれてとても嬉しかった。

・源蔵の嫁となり、2児を出産、第4章開始時には3人目を出産している。

・トランジスタグラマー(死語)で巨乳。

・最近、かぐやにクーパー靭帯を再生してもらい、出産前の張りを取り戻した。源蔵さん大喜び。


◎太郎おじいさん

・年齢:65歳

・得意なのは田畑の除草とキレのある土下座。

・かぐやに頼まれて、堆肥の研究や稲の品種改良に駆り出されている。

・かぐやにより命を救われ、かぐやを天女様と仰ぐ熱心な信者。

・息子も太郎、父親も太郎、孫もみんな太郎、という家庭に育つ。


◎ピッカリ軍団

・元、税金滞納者や不法流民、山賊。かぐやの光の玉で髪の毛を没収された集団。

・禁錮する施設がないので、労役による刑務作業に励む。

・主な仕事は、田畑の開墾、灌漑施設工事、堆肥集め、など。

・飛鳥時代にしては破格の待遇で雇われ、刑期が明けたらそれまでの労働の対価と髪の毛の復活が約束されているので逃亡者はいない。

・元、ピッカリ軍団の一人、サイトウは刑期が明け、髪の毛が復活して、彼女が出来たらしい。サイトウのくせに!



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