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4/4

第一話『ミライメッセージ』4/4

事前に設定を立てても整合性を合わせるのって難しいんですね。

蒼井勇也 Lv.2


所持p:31500p


異能:『未来視』フォーサイト


H P:67


M P:87


ATK:4


DEF:52


INT:94


RES:60


SPD:96


LUK:87


SP:1


ダンジョン攻略を終えステータスを確認するとレベルが1つ上昇していた。

レベルの上昇に伴って各ステータスも1ずつ上昇している。

『SP』(スキルポイント)を1SPもらった。

 

スキルポイントは消費することで様々なスキルを得ることができ、そのままステータスを伸ばすこともできる。

スキルは異能には劣るが重要な武器になる。

習得するにはかなり時間がかかるらしいがオレの異能は攻撃系ではない為攻撃系のスキルは必須だろう。


ダンジョン攻略の報酬として2500pもらった。

浅い上層でもそこまでもらえるのはやはり校内バイトをするよりもよほど効率がいい。


今日も夕べにダンジョンを潜ることになっている。

それまでに簡単な罠設置を覚えておこうと思い図書館に来た。


図書館は本を読むだけならポイントを取られない。借りるのも10pとなかなか安い。


オレは検索システムを使って罠設置の初級の教本を探した。


教本によると罠には大きく分けて2種類あるらしい。


・ダメージトラップ

・デバフトラップ


前者が直接ダメージを与えるトラップ、後者が束縛、麻痺毒などバットステータスを与えるトラップだ。

ダメージトラップは中層以降のモンスターには効果が入りにくいらしく、この教本ではデバフトラップの習得を進めている。


価格は罠10個で5000p

効果をつける薬品50回分1000p

1回520pとまあまあな価格だ。


上層で使っていたら割に合わないかもしれない。


オレは麻痺トラップを覚えてそのまま屋台に罠と麻痺ポーションを買いに行った。


▼▽▼▽


「それじゃあ、今日もよろしく」



主人公たちは、2度目のダンジョン攻略に向かった。道中、主人公は罠を発見し、先輩たちに警告した。


「西野先輩、罠見つけました!お願いします!」


西野先輩は優しく頷き、罠を解除する。豪先輩は防御に特化した装備を身に着け、春樹先輩は武器を手にとり、桜井美咲は荷物を持ち、一行はダンジョンの奥へと進んで行った。


オレは麻痺トラップを試すため、西野先輩に懇願した。


「西野先輩、今日図書館で麻痺トラップを覚えたんですよ。試させてくれませんか?」


西野先輩は少し悩んだあと、「分かった、やってみようか」と言い、オレは麻痺トラップン準備をした。西野先輩がゴブリンをおびき寄せ、主人公が麻痺トラップを設置しました。すると、ゴブリンが麻痺して倒れた。


「やった!成功だ!」


オレは麻痺トラップが正常に作用したことに安堵した。


「ナイス勇也!昨日の今日ですごいじゃないか」


「ありがとうございます!」


春樹先輩はショートソードでゴブリンを倒している。


「おー、罠設置、もう覚えたんすね!すごいっす!」


一行は進んでいくと、中層に到達した。


「今日は少し余裕があるから中層まで進んでみようか。危なそうだったらすぐに引き返そう」


オレ達は西野先輩の指示に従い中層へ進んだ。


中層ではオークが現れた。

オレは早速麻痺トラップを仕掛けたが、中層のオークは上層のゴブリンよりも頭がよく簡単には引っかからなかった。


「ああ、失敗した!」



「地面のくぼみの影を狙って設置をするんだ。そうしたら引っ掛かりやすい」


オレは西野先輩のアドバイスを受けてもう一度設置した。

すると今度は成功し、オークが麻痺した。


「よしっ!」


「おめでとう。罠は地形を工夫したり、罠自体を工夫していかに相手をひっかけることができるかが重要なんだ。釣りと同じだね」


「罠を工夫するってどんな感じですか?」


「ちょっと見ててよ」


先輩はバックパックからトラップを取り出し罠を設置した。


「ダンジョンの壁と色が同じなんですね!」


「そうなんだよ。ダンジョンは階層ごとに若干色が違うから注意しなきゃいけないけどね」


オレは西野先輩から染料が売っているお店とだいたいのダンジョン階層ごとの色の組み合わせを教えてもらった。

そうしてオレ達は首尾よく立ち回り攻略していった。


相変わらず荷物持ちをしている桜井美咲。

他に何もできないのか最初から気になっていたが聞くに聞なかった。


しかし、ここまで無口で荷物持ちしかやらないとなると気になるなという方が無理な話である。


「桜井は何もしないのか」


意を決して話しかけた


「...」


数十秒待ってみても答えは返ってこない。

先輩たちは前陣でモンスターを倒していいる。


「...先輩たちの役に立ちたいと思わないのか?」


そう聞くとようやく桜井美咲の重い口は開いた。


「...私は経験値が欲しいだけ。それに最初に誘われたときについて来るだけでもいいと言われた」


自分勝手な考えに苛立ちを感じつつも先輩たちがそれを良しとしている以上何も言えなかった。

気が付くと先輩たちはモンスターを倒し終わっていた。


「よし今日は結構倒せたから戻ろうか」


今日の報酬は10000pだった。

罠の素材に6000p使ったので収支は+4000p

これ以上稼ぐにはもっと奥まで探索するか、アイテムを見つけるしかないだろう。



蒼井勇也 Lv.5


所持p:35500p


異能:『未来視』フォーサイト


H P:70


M P:90


ATK:7


DEF:55


INT:97


RES:63


SPD:93


LUK:90


SP:4


レベルも3つ上昇している。


「魔撃系のスキルでおすすめの奴ってありますか?できれば実技授業とダンジョン攻略両方で使えるやつがいいです」


オレは帰り道に西野先輩に聞いた。


「おすすめは魔弾だね。基本的なスキルだけど使い勝手はいいよ。長い詠唱もないしね。SPは5SPでとれるけど強化していけば下層以降のダンジョンでも使うことができるよ」


5SPあと1レベルでとることができる。


「ありがとうございます。SPが溜まったら獲得してみます」


「明日から5日間は授業があるから1度中断だね。放課後潜ってもいいけど1年生の最初の授業は結構大変で覚えることが多いからあまり予定を詰め込まない方がいい」


「わかりました!」


「それじゃあお疲れ」


オレ達は学生寮に帰った。


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