装備を求めて
少し長めです。
お昼ご飯も食べて十分休んだので再ログインです。
今回は何しようかな。まず、ジンおじさんに解体してもらいに行ってから……結局行ってなかった街の方見て回ろうかな。
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「ジンおじさ~ん、解体お願い」
「お、嬢ちゃんか。何狩ってきたんだ?」
「ウルフ4匹と熊1匹」
「ウルフ1匹50の熊は100だから300Gだな」
「はい、300G」
「おう、ちょっと待ってな」
解体料結構するみたい。出来ればこれからもやってもらいたいけど今お金あんまりないし、どうしようかな。
「ほれ、終わったぞ。ってどうかしたか?」
「あ、いえ。金策をどうしようかと思いまして」
「なんだ?嬢ちゃん金欠か?なら、冒険者ギルドにでも行ってみたらどうだ」
あ、そういえば冒険者ギルド行ってなかったね。この後行こうかな。
「そうしてみます」
「そうか、頑張れよ」
「はい、ありがとうございました」
冒険者ギルドは確か大通りにあったよね。今持ってる素材で受けれる依頼あったらいいな。
ここかな?思ったより早く着いちゃった。受付は空いてるようでよかった。
「冒険者ギルドへようこそ。本日はどの様なご用件ですか?」
「冒険者登録をお願いします」
「はい、ではこちらの水晶に触れて下さい。……はい、もう大丈夫です。登録は終了です。ステータスに情報が追加されているのでご確認ください。」
<称号『Fランク冒険者』が追加されました>
『Fランク冒険者』
冒険者ギルドに登録した初心者冒険者に与えられた称号。ギルドにて依頼を受けることができるようになる。
「冒険者についての説明をお受けになりますか?」
「お願いします」
「はい、ではまずは冒険者ランクシステムのご説明から。冒険者ランクはF~Sまであり、ランクによって受けることのできるいらいの難易度が変わっていきます。登録後はFランクから始まり依頼を達成していただくことでランクを上げることができます。Cランクからはランクを上げるのに昇格試験を受けていただきます。ただ、Aランク以上の昇格試験に関しては王都にある冒険者ギルドでしか受けることが出来ませんので、ご了承ください。続きまして、ギルドについての――」
「――説明は以上になります」
ギルドについて大事なのは…
・ランクはF~Sまで
・Cランクからは昇格試験がある
・Eランクからクランを組める
・お金を預けられる
・素材を買い取ってくれる
・モンスターにはレベルがH~SSまである
これぐらいかな。
モンスターのレベルもHは無害でSSは龍種とかでほぼ会うことはないみたい。
「それでは、何か依頼をお受けしますか?」
「えっと、既に持ってる素材でも達成になりますか?」
「可能ですよ。どの依頼をお受けになられますか?」
「これと、これを」
「はい、ウルフの討伐依頼と素材の納品依頼ですね。素材の提出をお願いします。……はい、確認しました。達成で受理いたしますので、少々お待ちください」
よかった。達成できたみたい。これでお金の問題も大丈夫そう。ポーションとかも持っておいた方がよさそうだしね。
「お待たせしました。こちら、報酬の350Gです」
「ありがとうございました」
さて、街を見て回ろうかな。
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特に行けるとこなかったよ。条件があるのかまだ開放されてないのかな。やることなくなっちゃった。また、森に行ってレベリングしてから今日はやめようかな。
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おはようございます。今日は二人と会う約束をしてるし、もうそろそろログインしよう。
確か待ち合わせ場所は噴水って言ってたからこの辺に居ると思うんだけど……
「あ、居たいた。モミジー!こっちよ」
ん?どこ?…あ、居た。凛…じゃなくてツクヨだったよね。
「おはよう、モミジ。髪と眼変えたのね。白うさぎみたいで可愛いわよ」
「おはよー。ありがと。ツクヨは……やっぱり、でかい」
「こーら。どこ見て言ってんの」
「ごめんごめん。あれ、ケイは?」
「パーティーメンバー連れてくるから少し遅れるそうよ。だから先にフレンドとう――「ねぇ、お姉さん暇なら俺たちとダンジョン行かねぇ?何ならそっちの初心者ちゃんも一緒に」――ろくを…」
「私たち人を待ってるから他をあたって」
「つれねぇこと言わねぇで俺たちと遊ぼうぜ」
「ごめんなさい、先約があるのよ。だから他をあたって頂戴」
「そんなもんいいから行こ――「ねぇ」――う、ん?」
「知ってる?街の中だとダメージは無いけど衝撃はあるらしいよ」
「は?何言ってんだ?いいから来いよっ」
「それ以上近づいたら切るよ」
「っ!?」
「お、居たいた。二人とも遅くなって、って取り込み中か?」
「いえ、違うわよ。さ、揃ったから場所変えましょ」
「お、おう」
はぁ、ケイが来てくれて助かったよ。噓がばれたらもっとめんどくさいことになってたと思うし。
「で、何があったんだ?」
「ただのナンパよ。それより、モミジ。さっき言ってたの本当?」
「え、知らないけど」
「え?」
「いーや、本当によく騙せたと思うよ」
「はぁ、まぁモミジだものね」
む、何か馬鹿にされた気がする。
「まぁいいや。それで、ケイ。その人たちが?」
「お、もういい感じっすか?なら俺から。斥候やってるショーゴっす、よろしく」
「俺はシンゴだ。タンクをやっている」
「シアよぉ。支援型の魔法使いよぉ。よろしくねぇ~」
「私はミューミル。攻撃魔法担当だよ。ミューって呼んでね」
「私はモミジだよ、よろしく。それにしてもケイが女の人と遊ぶなんて珍しいね?」
「あー、この二人は親戚なんだよ」
そう言えば、一度も会ったことなかったけど前にいるって言ったっけ。
「それで、どこ向かってるの?」
「知り合いの生産職紹介しとこうと思ってな。それにモミジはまだ初期装備みたいだしな」
「そういえば、みんな装備違うね?」
「まぁ、βやってたやつは1日あれば変えれるしな」
へぇー、凄いなぁ。私なんてモンスター狩るのに結構苦労してたのに。
「あ、でも私そんなにお金もってなよ」
「私とケイからのプレゼントよ。最初の装備に掛かるお金なんて高くないから気にしなくていいわよ。その代わり見た目は選ばせてね」
「う、うん」
「着いたぞ。ここの店を借りてるらしい」
生産職の人ってお店借りてるんだ。
「リーダさん、お邪魔するよ」
「あら、ケイ君じゃない。どうしたのかしら?」
「ちょっとこいつの装備作ってほしくてな」
「初めての子ね。リーダよ、衣服系の防具を専門にしている生産職よ」
「初めまして、モミジです」
「モミジちゃんね。それで、装備のイメージはあるかしら?」
「あ、それは私が決めることになってるのよ。モミジは名前と武器から和風の方がいいと思うのよ。だから――」
「いいわね、似合いそうだわ。色はどうしましょう。やっぱり赤かしら?」
「赤メインで白を入れるのはどうです?」
「そうね――紅葉を――ここは――」
「――ここはこうしたらどうかしら。それで、ここは――」
「こんな感じはどうですかぁ~?」
「いいわ!それなら――」
あー、何でこんなに疲れることになってるの?数分前の私を止めに行きたい…
「俺たち空気っすね」
「女子の買い物は長いものだ。我慢しろ」
「いや、それはいいんすけど。モミジちゃんの目、死んでないっすか?」
「ああ、あれはいつものことだ。ツクヨがモミジの服選んでるときは大体いつもあんな感じだぞ」
「…大変っすね」
「ああ、俺もそう思うよ」
いつになったら終わるのかな…。でも、変に止めたらツクヨに説教されるんだよなぁ。はぁ…
「――こんな感じかしら。これはお姉さん本気でやろうかしら。そうね…2日もらえるかしら?」
「あ、はい。もう何でもいいです」
「まったく、貴女の装備のことなのよ。リーダさん、お願いするわね」
「ふふ、お姉さん張り切っちゃうわよ。それで、完成したら教えたいからフレンド登録してくれないかしら」
「そういえば、私も結局できてなかったわね。ついでにまとめてやっちゃいましょ」
「うん。えっと、はい」
フレンドが0から一気に7人に増えたよ。あと3人で二桁だね。
「それじゃあ、楽しみに待っててね」
「はい、よろしくお願いいたします」
「ふふ、頑張るわぁ」
30分ぐらいしか経ってないはずなのに凄い疲れたよ。
「よし、次は武器だな」
買い物はまだ終わらないみたいです。さっきみたいに長くならきゃいいけど…