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  作者: 牧田祐樹
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一話猫

僕は八時に目が覚めた。だいたい、七時30分に起きるのだが、今日は起きるのが遅かったようだ。

 二週間前に妻とは離婚し、地元に帰った。妻との間には一人の子供がいたが、妻が子供を引き取った。そして、僕は猫を引き取った。喧嘩したわけでもないし、考えが合わなくなったわけでもない、僕と妻で別れたほうがいいかもしれないと思ったのだ。

 東京から車で、地元へ帰った。東京の道路は初めて通るので、緊張した。猫はおとなしく外を見たり、時々僕を見たりしていた。この猫は野良猫で、僕が仕事から帰っている途中で出会ったのだ。僕が近くによっても逃げずに座っていた。そして透き通った青い瞳で僕を見つめていた。

 時々この猫はどこから来たのかもしれないと思う。宇宙人とかそんなもの。僕は都市伝説やオカルトは好きでたまに見ている。幽霊は怖いが。

 鳴き声は普通の猫と一緒だ。雰囲気が違うのだ。僕はこの猫にモトルとなずけた。なぜこの名前をつけたのかはわからない、頭にたまたま浮かんだからこの名前にしたんだと思う。

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