ステータス【前】
「ごほん。さて、そろそろ続きを説明する。えー、魔王を倒してもらう為に召喚したというのは言ったな。そして勇者はこの世界に来るときにギフトと言うのを貰えるらしい。そなた等、何か変わったことはないか?」
一通り泣いて落ち着いた後に続きを説明してくれた
僕は特に、いや、こうやって病気を治すことがもしかして僕のギフト、とやらなのだろうか?
「もしかして僕のギフトって病気を治したりするものなんでしょうか?」
「うむ、その可能性が高い。が、私達も勇者召喚についての全てを知っているわけではない。召喚された時に全ての異常を治すのかもしれないし、ソナタの身体能力を上げて病気を治したのかもしれない。そしてそれはこの道具を使えばわかる」
王様が持ってこさせたのは丸い水晶玉のようなもの
これは、テンプレの能力を測る道具!
ここで僕達の真の力がわかるというわけだな
「よし!じゃあ俺からいくぜ!」
突っ走ってったのは光
そしてその後を二人が追いかける
僕も早く知りたい
しばらく光が触れていると水晶玉の中に文字が浮かびでた
内容はこんな感じ
ーーーーー
名前【輝宇 光】
年齢【17】
性別【男】
レベル【1】
ステータス
生命力【1700】
魔力【1350】
筋力【360】
体力【530】
敏捷力【790】
物理抵抗力【840】
魔力抵抗力【470】
運【1480】
成長倍率【430】
スキル
〔アクティブ〕
【限界超越】Lv.1
【制限神化】Lv.1
【審判の目】
【聖剣】Lv.1
【聖剣術】Lv.1
【火系魔法】Lv.1
【光系魔法】Lv.1
【神聖魔法】Lv.1
【回復魔法】Lv.1
【結界】Lv.1
【魅了】Lv.1
〔バッシブ〕
【正義心】
【神気】
【聖気】
【全耐性】Lv.1
【カリスマ】Lv.1
【生命力高速回復】Lv.1
【魔力高速回復】Lv.1
〔称号〕
【勇者】【神宿りし者】【正義】【異世界人】
ーーーーー
なんというか、the主人公というかんじのステータスだ
周りが驚いていたので相当高いステータスなんだろう
物理抵抗力とか魔力抵抗力とか成長倍率はよくわからんが次行ってみよう
次は桜花
ーーーーー
名前【橘 桜花】
年齢【17】
性別【女】
レベル【1】
ステータス
生命力【750】
魔力【1580】
筋力【470】
体力【430】
敏捷力【950】
物理抵抗力【790】
魔力抵抗力【210】
運【560】
成長倍率【240】
スキル
〔アクティブ〕
【制限神化】Lv.1
【龍闘術】Lv.1
【龍の腕】
【龍の脚】
【水系魔法】Lv.1
【風系魔法】Lv.1
【龍魔法】Lv.1
【威圧】Lv.1
【魅了】Lv.1
〔バッシブ〕
【闘争心】
【神気】
【龍気】
【全耐性】Lv.1
【生命力高速回復】Lv.1
〔称号〕
【勇者】【神宿りし者】【龍人】【異世界人】
ーーーーー
なんつーか、龍とか今は封印された中二心をくすぐる名前が沢山あるな
光が万能タイプだとすれば桜花は近接戦闘タイプだな
真夜は
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名前【小鳥遊 真夜】
年齢【16】
性別【女】
レベル【1】
ステータス
生命力【340】
魔力【2860】
筋力【170】
体力【80】
敏捷力【50】
物理抵抗力【370】
魔力抵抗力【1890】
運【400】
成長倍率【180】
スキル
〔アクティブ〕
【魔力開放】
【制限神化】Lv.1
【古代魔法】Lv.1
【全系魔法】Lv.1
【蘇生魔法】Lv.1
【創造魔法】Lv.1
【結界】Lv.1
〔バッシブ〕
【神気】
【魔眼】
【魔法耐性】Lv.1
【魔力超高速回復】Lv.1
〔称号〕
【勇者】【神宿りし者】【魔女】【異世界人】
ーーーーー
よく見る魔法タイプだな
物理攻撃に弱い代わりに魔法が強い感じの
さて、これで勇者のパーティーメンバーの主力は揃ったな
ドラ○エとかで言うなら後は僧侶系とか盗賊系とか踊り子系、色物系だけどどれになるのやら
ーーーーー
名前【佐藤 武】
年齢【17】
性別【男】
レベル【1】
ステータス
生命力【300】
魔力【410】
筋力【130】
体力【340】
敏捷力【120】
物理抵抗力【175】
魔力抵抗力【280】
運【120】
成長倍率【10000】
スキル
〔アクティブ〕
【拳術】Lv.1
【鉱物魔法】Lv.1
【回復魔法】Lv.1
〔バッシブ〕
【共存】
【闘気】
【物理耐性】Lv.1
【精神耐性】Lv.1
【生命力自動回復】Lv.1
【魔力自動回復】Lv.1
【経験値激減】
〔称号〕
【勇者】【異世界人】
ーーーーー
あ、あっれれー?
おっかしいぞぉー?何で僕だけこんなに能力ひくいんだー?ここは盗賊系か僧侶系だろぉ!
経験値激減ってなんだよぉぉお
というか僕の脳腫瘍治したのは魔法じゃ無くて召喚のおかげだったってことかよぉ!くっそぉー!
そりゃね、真夜が蘇生魔法とか持ってる時点でちょっとおかしいなと思ってたけど!
周りからは生暖かい視線を送られるし、王は下手なフォローしてくるし
いや、でも待てよ。この三人に唯一勝っている成長倍率、これはもしかすると
「成長倍率ってもしかして成長する伸び代見たいなものですかもしかして!もしかして!」
「う、うむ。成長倍率とはレベルが上がったときの各ステータスの上がり方だ。つまりそなたはレベルが一上がるごとに一万増えるということじゃな」
や、やったぁー!僕は落ちこぼれ系勇者じゃなくて、成長系勇者だったぞー!
はっはっはっはっは、これは三人に追いつくのも時間の問題ですな
「い、嫌、成長系って事はあれだ、経験値が、そうだ!経験値激減って事は経験値が減るってことだ。つまり、大丈夫。大丈夫だ」
何か光がブツブツ言ってる
まぁ、レベル一つ上がるだけで自分のステータスを追い抜かされちゃうんだから羨ましがったり焦ったりすることはまぁわからんでもない
今までの僕がそうだったし
だから優しく微笑みかけて肩に手をかける
「勝ったな」
「うわぁぁっー!」
こいつは優男ではあるがとても負けず嫌いである
勿論卑怯なことは絶対にしないで相手を追い越すが、今回ばかりは勝ったと言える
はーっはっはっはー!
「あのー、申し上げにくいのですが、経験値激減と言うのは一つのレベルに通常の百倍の経験値を必要とされる厄介なスキル、なのですが、、、」
王の隣にいた可愛い女の子がおずおずと言ってきた
はーっはっはっ、は?
百倍?百の倍?え?まぢで?
「武、勝ったな」
さっき僕がやった事をそっくりそのままやり返してきた