31.養子縁組
領都に戻って、公爵様にツーラ男爵領でのレンの家族の様子や復旧工事の状況を説明した。公爵様からもお褒めの言葉をいただいた。
しかし、その後、俺とレンがツーラ男爵領であまりにも派手にやり過ぎたので、
「客人というだけでは庇いきれないので、テー公爵家の養子にしたい」
と言われた。
俺もレンもありがたいことなので、二つ返事で了解した。
「誕生日はいつか」
と言われたので俺もレンも
「正確な日は知らない、親からは秋と言われている」
と答えた。
どうも貴族は正確な誕生日というのがあるようだ。そこで俺もレンも10月1日を誕生日にすることにした。
何日かして
「王家の了解も得て、手続ができて、養子になった。」
と言われた。
農家の次男が公爵家の養子、すごい出世である。これからは俺も公爵令息である。
レンも
「私が、公爵令嬢」
と言って浮かれている。
ちなみにユリアーネ様は6月1日が誕生日とのことでお義姉さまに当たる。これはユリアーネ様も大喜び、
「義弟、義妹」
と何度も言っている。
それから公爵夫人のアベリア様が妊娠したとのこと。出産予定は秋ごろとのこと。
俺とレンは公爵家の養子になったので、公爵邸で暮らすことになった。
俺は
「ヤマユリ商会で売る商品を作る工房と薬草を育てる畑を作る場所を確保したい」
と言った。
「工房は俺が土魔法で建てるし、薬草畑も場所さえ確保してもらえれば自分で作る」
と言った。
指定された場所は公爵邸の裏庭に当たる場所だった。結構広い場所だったので
「いいのかな」
と思ったがありがたく使わせてもらうことにした。
そしてヤマユリ商会の薬草を植え替えて、空いたところにテンサイの種を播いていたら、マリアンヌさんが手伝いに来てくれた。
播いている種を見て、
「これは何の種か」
と聞かれたので
「これはテンサイと言って、これから砂糖が取れる」
と言ったら
「砂糖」
と叫んだ。
「これをいっぱい播いて砂糖をいっぱい取りたい」
と言い出したので
「薬草も植えたいのでこれ以上は播けない」
と言ったら、
「交渉してくる」
と言ってユリアーネ義姉様を連れてきた。
結局、公爵様まで話がいき、テンサイの種はあるだけすべて播く、場所は気にしなくてよい。
来年種が取れたらそれもすべて播く。そうして数を増やして将来は公爵家の特産品にすることになった。砂糖は超高級品とのこと。
「どこでこの種を見つけたのか」
と聞かれたので
「実家のあるコー村の山の中で見つけた。実家の畑にも植えている」
と答えた。
なるべく秘密にするように言われた。
現在の俺の能力値は以下のとおりである。
〇名前:ハルト・テー、テー公爵家養子(ハルト、転生者)
〇年齢:6歳
〇種族:ヒューマン
〇所属:アムスム王国、妻レン(アムスム王国、テー公爵領、領都、出身地:コー村、妻レン)
〇職業:冒険者、商人、魔術と剣技の指導員
〇状態:平常
〇レベル:30(100)
〇HP生命力:60/60(300/300)
〇MP魔力量:300/300(1,000,000/1,000,000)
〇SPスタミナ量: 60/60(200/200)
〇筋力: 60(200)
〇体力: 60(200)
〇敏捷: 60(200)
〇知力:200(1,000,000)
〇器用度:200(600,000)
〇スキル: 器用貧乏、生活魔法
(器用貧乏、生活魔法、空間魔法、言語理解、能力値隠蔽、鑑定)
〇装備: 皮の鎧、短剣、マジックバッグ
(皮の鎧、短剣、マジックバッグ、魔力の防具、銃弾、爆裂弾、土ゴーレム、魔力結界、ポーション、栄養剤、監視装置)
(〇備品: 魔石、魔獣の肉、魔獣の素材、薬草、果実の実、土鍋、ポーション瓶、木材、石、土、テンサイ、糖液、砂糖、ゲーム用品、アクセサリー、水墨画、木の置物、服、靴、下着、食料、ヤマユリ商会、金貨1,000枚)
*()がある場合は実際の数値は()の中の数値で、本人以外は見ることができない。
また、レンの能力値は以下のとおりである。
〇名前:レン・テー、テー公爵家養子
〇年齢:6歳
〇種族:ヒューマン
〇所属:アムスム王国、ハルトの正妻(アムスム王国、テー公爵領、領都、出身地:ツーラ男爵領ア村、ハルトの正妻)
〇職業:冒険者、店員、魔術と剣技の指導員
〇状態:平常
〇レベル:30(60)
〇HP生命力:60/60(200/200)
〇MP魔力量:200/200(500,000/500,000)
〇SPスタミナ量: 60/60(150/150)
〇筋力: 60(150)
〇体力: 60(150)
〇敏捷: 60(150)
〇知力: 150(100,000)
〇器用度:100(100,000)
〇スキル: 料理、土魔法
〇装備: 皮の鎧、短剣、ロングボウ、クロスボウ、爆裂弾の矢、爆裂弾ミニの矢、マジックバッグ
*()がある場合は実際の数値は()の中の数値で、ハルト以外は見ることができない。
現在のヤマユリ商会の商品は以下のとおりである。
リバーシ(銀貨1枚)、栄養剤(小銀貨2枚)、アクセサリー(銅貨3枚)、水墨画(小銀貨1枚)、木製置物(銅貨3枚)、木製食器(銅貨3枚)、陶器の食器(小銀貨1枚)、陶磁器(小銀貨5枚)照明パネル(銀貨1枚)、照明棒(小銀貨2枚)、ヘル照明(銀貨1枚)、振動の少ない車輪(4輪取り換えで金貨50枚)、マジックバッグ容量小(金貨100枚)
*振動の少ない車輪とマジックバッグは常時店に並べず、注文を受けてからの販売。
なお、商店の棚には並んでいないが、毎月中級ポーション(銀貨6枚)を50本、初級ポーション(銀貨1枚と小銀貨2枚)を250本商業ギルドに納めている。(合計金貨60枚)
季節は春、公爵邸は領都の喧騒の中、芽生えた木々の新芽が淡い緑を醸し出している。木々の息吹の香をまとったそよ風が頬に心地よい。ハルト6歳、季節は春、公爵邸は今日も平和である。




