昨晩はお楽しみでしたね…!?
翌朝、目覚めた俺の耳に1番に入ってきたのは…
「昨晩はお楽しみでしたね?お二人さん?」
…という、明らかに怒っている渚の声だった…。
「な、なんのことだ?」
心当たりはありすぎるのだが、一応こうして何も知らないフリをしてみることにする。
「さすがに私だって横にいた未来がいなくなったら気づくわよ」
…どうやら未来がいなくなったことで気づいたらしい。ならば俺には気づいていないのではないか…?
「そしたら廊下の方から2人の話し声は聞こえてくるし…」
―ダメなやつだ、これ。
…そう思った俺が、怒鳴られるのも覚悟していたその時…
渚の反応は、俺の思ってもいないものだった。
「あんな夜中に…2人で何してたの?」
…さて、最悪の事態は回避したものの、これはこれでどうしようか…。
どうにかしてくれないかという期待を込めつつ、未来の方に目をやると…
「あっ…」
目が合った…のはいいのだが…。
…あちらも確実に困っている顔をしている。
正直に言うしかないか…
「えー、簡潔に言うなら混浴した、以上だ」
「あーなるほど混浴ね」
よし、なんとか回避…
「って混浴!?なにしてんの!?」
…できてなかった。
「ま、まぁ色々と予想外の出来事があったんだよ、なぁ、未来?」
「そ、そう、仕方ないようなことがあって…」
「どんな用事なのよ!」
…必死に言い訳をする俺ら。
問い詰める渚。
…そんな問答が10分ほど続いた後のこと…
「まぁいいや、二人がそこまで言うってことは本当に何ががあったんでしょう?」
なんとか渚を折れさせることに成功した…。
…いや、神に誓ってやましいことはしてないんだけどな?
未来と目を見合わせ、任務完了の喜びを共感しておく。
「じ、じゃあ朝ごはんでも食べに行くか」
…と、俺が話を変えると…
「私は朝風呂派だから…今から入るわ」
「どうせなら一緒に入ってくれば?」
なぜかさらに爆弾を増やす未来。
「「入らないわ!」」
やれやれ、朝から大量の爆弾を解除するのに一苦労だ…
…そうして、俺たちの騒がしい一日が今日も始まるのだった。




