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おかえりなさいませ、未来お嬢様

未来から衝撃の発言を言い渡された俺たちは、その後もなんとか昼休みの勉強を乗り越え、(到底手につかなかったのだが)

放課後、一緒に帰る時間になっていた。

俺は未来が来るよりもさきに渚と合流し、これからの予定について話し合っていた。

「…どうする?渚」

「…ま、まぁ、家を使って勉強させてくれるっていうのはとてもありがたいことだし教えてもらわないと私たち赤点になっちゃうからとりあえず家にはお邪魔したいわよね」

確かに。赤点になったら俺たちの夏休みがなくなってしまう。

「…それに関しては俺も賛成だ、だが…お泊まりの件に関してはどうする?」

渚には事情があるため、泊まることに関して心配はないだろうが…渚はどこか心配そうな表情を浮かべていた。

「怖くない?お屋敷に泊まるって…」

「それな」

そう。怖いのである。

俺たちみたいな庶民がお屋敷に泊まる…?礼儀知らずとしてものすごく軽蔑されそうだ。

「でもまぁ、未来ともっと仲良くなりたいってのはあるしね、言ってみたいかも」

その言葉に対して、俺はなんとも言えないような表情を浮かべて…

「あぁ、そうだな」

…と、どこか冷めたような声で返事をするのだった。

俺たちがそんなことを話し合っていた時―

「あ!いた!」

空き教室の入口の方から未来の声がする。

「あぁ、少し用事があってな、あと少ししたらそっちに迎えに行く予定だった」

…と、まったくの嘘をつくと。

「そうそう、ちょっと待たせちゃった?ごめんね」

「ふーん、まぁいいや!早くうちいこ〜」

何も気にしないでいてくれるのは嬉しいのだが…こいつの中ではもう既に泊まることになっていそうで怖いな。

「あ、お父様にはもうふたりが泊まること伝えてあるから!」

やっぱりか。

俺は渚と目を見合せて…そして…

俺たちは意を決して、未来の家へと向かうのだった。


「「「おかえりなさいませ、未来お嬢様」」」

家に入るや否や、聞こえてきたのはそんな使用人たちの声だった。

「想像より豪華なんだが…」

「明らかに場違いじゃない?私たち」

悲しいが事実である。

明らかにみんなキラキラした服を来ているのにま関わらず、俺たちは質素な学校の制服。

…なんなら、俺たちと同じ服を着ているはずの未来でさえ、この家では煌びやかな服を着ているようにさえ見える。

「まぁ、気にしてもしょうがないだろう」

…ということで、俺たち3人は勉強へと取り掛かるのだった…

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