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夢みた少年。

 夢があるんだ。他人にとっては鼻で笑われてしまうような、でも僕にとってはどうしても叶えたくて仕方の無い、そんな夢があるんだよ。


『有名な漫画家になりたい』

『読む人全てを感動させる、でもたまに笑わせられるよ、たまには切なくなる漫画を描ける』

『いつかはアニメになったり映画になったり』

『みんなを楽しませる』

『そんな、漫画家に。なりたいんだ』


同級生に語った僕の将来の夢。

みんな、応援してくれたんだ。

そんな、青い春の一欠片の話。

あのときには、揺蕩う心地の良い夢から覚めてれば。


今の僕はきっと苦しまなくて済んだんだ。


「なれるわけ、ないじゃん」


荒んだ今の僕の声があの頃の愚かで怖いもの知らずの夢見がち少年を否定した。


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