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信長様と行く戦国時代  作者: 焼ミートスパ
第二章 所得倍増計画編
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42 信長の高笑い

「わははははっ」


信長は那古野城の自室で笑っていた


手元には大金が転がり込んできたのだから当然のリアクションであった






ちょっと前のことだった


信長は熊に言った


「富国強兵を実現せよ(意訳)」






無茶振りなのは判っていたがコイツならなんとかなると信長は信じていた






無駄に信頼が厚かったがそれには訳がある


熊とは小さいときから一緒に無茶やった仲なのでこの世で一番理解していると言って良い


なにせ死人を生き返らすということまでやってのけたのだ


もうなんでもできるんじゃね?


信長がそう思うのも当然であった







実際に熊は石鹸を作って売って儲けた訳だが、話を聞くと昔からイロイロ作っていたとのことだった


なんでも


『目の前のフラグが折るのがジャスティス』


らしい





戦国時代において先進的な考えを持つ信長でも、まったく理解ができない理由であった


・・・熊が時々言う意味不明の台詞を聞くたびに友達を辞めようかと真剣に考える信長であった








ちなみに石鹸が売れたのには訳がある






今まで夏になると着物に付いた汗しみは洗濯してもとれなかったのだ


特に白い衣を多数有する上流階級ほどその被害は深刻であった


高価な絹製の白衣ならばなおさらであった





ところが石鹸を使って洗うと綺麗になり、その白さに皆が驚いた


売れない訳がなかった






ちなみに売ったのは信長ではない


帰蝶の父、つまり『美濃のマムシ』である





石鹸の効果を知った帰蝶が


「わたくしの方が上手く売れます」


と信長がウンというまで説得を続けた結果である


・・・実は自分の着物を石鹸で洗いたいだけだったりする






洗浄効果が高いことと、売る人間の手腕が凄すぎたこともあり石鹸は飛ぶように売れた






作るのは傘下の桔梗屋しょうにん


売るのは義父


信長の懐には何もしなくても金が入ってきた






日の本を統一できるのも遠くないと信長様が高笑いするのも当然であった

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