38 お絹の災難(その2)
絹はギュッと目をつぶっていた
なにせ自分では見たことが無い所を他人である熊に見られているのだ
近すぎて熊の吐息が敏感な所にかかったので思わず
<ビクッ>
とした
熊の太い指で優しく広げられた時には泣きそうになった
だが熊は止まらなかった
なにせ帰蝶の命令なのだ
やらないという選択肢はなかった
また絹の方も同様だった
熊から逃げ出すという選択肢は無かった
熊が固い棒で入口付近をゆっくり撫で回す
絹の恐怖心を少しでも抑えようとしたからである
もっとも何の説明もなく柔らかい場所の入り口付近を固い棒で愛撫されたのだ
絹はさらに緊張した
固い異物が穴の中に入ってくる気配に絹は身をすくめた
痛くなるの?
痛いの?
私はどうなるの?
血まみれ?
弄ばれて身も心もボロボロに?!
絹は混乱した
「ああ、入口の少し先がほとんど埋まっている?穴が少ししか空いてないですね」
熊により自分の秘密?が暴露され絹は真っ赤になった
なにせ周りには帰蝶や先輩侍女達がいて聞いているのだ
いや見られているのだ
歳若い絹が恥ずかしがるのも当然であった
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ただの耳かきですが何か?




