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信長様と行く戦国時代  作者: 焼ミートスパ
第0章 当てにならない予告編
4/84

エセ医者編

「この通りだ、息子を助けてくれ」


と言われたので


「え、あなたの<ピー>に触るのはちょっと・・・」


とマジレスしてみた





「ち、違う!本当の息子の方だっ!」


顔を真っ赤にして言い訳してきた




まあ知っていたんだけどさ


嫌がらせで言っだだけだ





はじめましての人も三度目の人もこんにちは


権三だ




戦国時代に逆行転生したのは憶えているかな?


忘れた人は前の話を読んでくれ


あと初めての人も以下同文だ


・・・決して手抜きではない




現代人は何気に医療に詳しいんだよ


ブラッ○ジャック


○龍


スーパー○クターK


フラ○ャイル


名作だからな




あと、TVだと家○の医学、とかもある


ああそうだ新聞の医療欄も忘れてはいけない


何が言いたいかというと戦国時代の人間と比べると圧倒的に情報強者だ




つまりエセ医者ができるというやつだ




・・・歯痛を呪いで治そうとするから驚いた


そんなんで治るわけないと言ったらキ○ガイ扱いされた


マジ勘弁してほしい




だからさ出産から手を付けた


まあただ手を洗わせただけなんだけどさ


でもそれだけで母子ともに死亡率が目に見えて改善したのには言いだした本人もびっくりだ





いやホントのことだからな?





出産するとき


「お湯沸かせ」


とかいうじゃん


赤ん坊を沐浴するのには気が廻るよな


でも産婆や手伝いの女達の手を洗うというのには気が廻ってないんだよ


だから生まれた赤ん坊は抵抗力がないため結構な割合で死亡する


あと出産した母親も血が出ているのに汚い手で触られて感染症になり死亡する


まさに死亡天国




そんなんだから手を洗わせた


最初は半信半疑


いや完全に頭のおかしな人間扱いだった




え?


よく手を洗ったな?


もちろんOHANASHIだ





こちとら170cmなんだ


150cm以下の戦国時代の人間にはさぞ巨大に見えただろう


どこかの剣客マンガの悪役の大男にすごまれて平気な顔しているのはナルシストの剣豪馬鹿だけだ




・・・肉食の効果は絶大だったな


鳥にウサギにタヌキにイノシシに鹿


戦国時代はジビエが豊富だった




肉が食べたいから狩りをしたんだが皆がドン引きだった



ウサギは動物ではなく鳥だから食べてOKってことで『羽』で数えるんじゃなかったのか!と言ったけど無駄だった



完全に変人扱い


イノシシは山クジラじゃなかったのか?!って思った




まあ、肉食っていれば身体も大きくなるというものだ


そんなわけで身体を使ったプレッシャーで手を洗わせた




最初のうちは全然信じて貰えなかった


でも二回三回と続けると「あれ?」ってことになった


1回でダメなら二回、二回でダメなら三回、いや四回五回十回、いえ倒れるまでやるのです、をやった


おかげで今では神様扱い


これが本当の「神様はじ○ました」





え?


手を洗っただけだとマネされる?


もちろん湯ざましだよ


井戸から汲んだ水じゃない


あと沸騰される時にヨモギだとかイロイロ入れてみた


殺菌効果のありそうなやつを適当に入れた


おかげで『奇跡の水』の完成だ


・・・無料だから変な宗教ではない(はずだ)




そうしているうちにいろんな病気の人間が訪れるようになった





・・・普段は身体がデカイからと恐れられているぞ?


でも病気の時には背に腹は代えられないから訪ねてくる




泣いていいかな?




まあそんなオレだから信長様の家臣の評判は悪い


『調子に乗りやがって』というやつだ





目の前のオッサンもその一人だ


今までおれのことを見下していた


『調子に乗るな!』を始めとしてイロイロと言ってくれていた



そんな人間の息子が病気になった




・・・淋病とかじゃないぞ?


そっちの息子ではなく人間の方の子供だ




もちろん頭を下げているから


「頭を上げてください」


と言って頭をあげさせた



当然のことながら治療してくれると喜色満面




そこで言ってやった


「大丈夫ですよ、調子に乗りません」




治療拒否だと理解した時の顔は見物だった


いい顔芸してくれた




やられたらやりかえす


倍返しだっ!















というわけで酒井殿のご子息はお亡くなりになりました


熊と織田家家臣のトラブルの結果を聞いて信長は頭を抱えた




ただでさえ信長よりも弟の信勝の方が家督を継ぐべきだという意見が多い


そんな中、信長直参の農民の熊が弟派の家臣の息子を笑顔で見殺しにしたとお蘭から聞かされたのだ


当然のことながら信長はさけんだ



「この大うつけっ!」

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