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信長様と行く戦国時代  作者: 焼ミートスパ
第1章 家督相続編(信長18歳)
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6 もしも信長様が○ラッガーを読んだとしたら

「私の方が年上ですからコレくらいは言わせて下さい」


そう言うと信長様が悔しそうな顔をした




やあ、ただの農民の権三だよ


戦国時代に逆行転生して信長様のパシリをしているよ




・・・せっかく作った干し柿を全部喰われた、ほんとにパシリだよ(涙)


まあ出したのオレだけどさ




信長様は家督を継いだものの家臣にソッポを向かれているらしい




あれだね


創業者の息子が入社した


そのうち社長になるだろう


そういうやつ





みんな頑張っている


それなのに血縁だけで何の実績もなくても上司になりやがる


反発されるのも当然だ




でもそれが判らない信長様


おいおい大丈夫かよ


本気で心配した




将来どころか今が心配な18歳(笑)





まあ前世でもあったからな


コネ入社


もちろん指導係(びんぼうくじ)を引かされたこともある




最初は戸惑ったね


ヘタすると将来偉くなってから仕返しがあるかも


そう言うこと




でもそんな奴はたまにしかいなかった


大抵は性格がよい


金持ち喧嘩せずってやつだ


・・・たまにあるってのが厄介なんだけどな





指導に困ったオレは本を読みまくった


一番ためになったのが『もしド○』だ


女子高生が~、ってやつだ





ちなみに


某スーパーを作った女社長


某企業グループを作った創業者


某コンピュータ企業の創業者


の本は全然役に立たなかった





成功したから正しいってのは間違いだ


コンビニでも1000個新製品を出しても一年後に残っているのは3個だからな


わずかな成功例を見習っても全然役に立たないんだよ





正しいことをしたから成功するってのが正しい


そう言う意味でも経済学者の本は使えた




話を戻す



現在、オレは信長様から織田家という企業のかじ取りについて相談を受けている





この場合、まずすべきことは


『ゴールを設定すること』


だったはず


・・・だったよな?




間違っていても『もしド○』が手元にないから判らない


困ったもんだ










「日の本に生まれた男(お)の子なら天下を目指すのは当然ではないか!」


信長様が決め顔でそう言った




・・・頭が痛かった


この戦国時代に似合わない革新的な考えの信長様でもこの程度





まあ人間性はいいんだよ


多少我儘でも身分の低い熊(ひと)の言うことを聞くという姿勢はポイントが高い


好奇心があり古い因習にとらわれない


身体を鍛えることを苦にしない


勉強もそれなりにやる




だがパソコンのスペックやソフトが良くてもデータがなければただのハコ


そう言うこと





判り易く言うと


2CPUで3GのHDDのパソコン


『秀い出ている』ソフト


があるだけ




データがなければグラフが作れない、ということだ




ここでのデータは人間で言うと経験だね


つまり信長様は経験不足、ということだ






本来ならばその辺は家臣が補うべきである


でもやれてない


・・・やれてない時点で織田家は危ないんじゃないかね






となると熊(おれ)がやるしかないのか?


でもオレは未来人だから合理主義だ


同じ合理主義(予定)の信長様と『混ぜると危険』になるんじゃね?




・・・もう信長様の自己責任でいいかもしれん(なげやり)





「とりあえずゴールを共有してみましょう」


そう言ったんだが信長様は理解できなかった


ホウレンソウはこの時代にないからな




でも無理やりにでもやらせるぞ?


熊(おれ)に相談してきたんだ


その辺はやって貰う


強制だ!





『イエス』か『はい』


の二択だ


それ以外は認めないぞ!





この大うつけ


信長様の恨めがましい目つきで内心が手に取るようにわかった


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