五位目 エネルギー補給作戦
私は『白血病』という病気にかかってます。とても怖い病気です。ママとパパは
大丈夫って言ったけど、私は図書館で白血病についての本を読んでいたので
それが私を不安にさせないための優しい嘘だってことが分かっちゃいました。
私が死んでしまったとき、何かを残せるように今日から日記を書きたいと思います。
♡
今日はとても嬉しいことがあった! 何が嬉しかったかというと私の好きな本を
読んでいる男の子が居たんです! その本はとある薬屋の息子のスピカが病気の
お父さんのために薬を探す冒険に出る話。話し掛けるのは怖くて
出来なかったけど、明日は話し掛けてみたい!
♡
男の子に話し掛けることが出来た! 男の子の名前は神内木枯葉。
凄く、植物アピールの強い名前の人でした。私も紅葉谷だけど。やっぱり
あの本のシリーズが好きみたいで1分くらいだけだけど話せました。
あんまり、お話は得意じゃないけど明日はもっと話したいです!
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アイツを住まわせるようになってから2日目の朝。俺は苦いような酸っぱいような
焦げくさい臭いで目を覚ました。どうやら臭いの出所はキッチンのようだ。
「チッ、土曜の朝から何だよ......」
まだ、目を瞑ってしまえば余裕で二度寝が出来そうだが原因不明の臭いを
放置しておくことは流石に出来ず、無理に体を起こしてキッチンへと向かった。
「おい、幽霊。大丈夫か? って、幽霊はもう死んでるから火事でも死なないのか」
慌てて、キッチンの方向へ向かって行ったは良いがそう言えば俺の同居人は
幽霊なのだということを思い出した。だからといって、俺の家から
火が出るのは勘弁だが。
「あ、枯葉さん。起きてくれましたか! 助けてください!」
焦げ臭さに顔をしかめながら、キッチンの中に入ると白い天冠を着けた
濃青色の髪の少女が今にも泣き出しそうな顔でそう叫んできた。
「薄々勘づいてたけど、土曜の朝7時に俺を叩き起こしたのはお前か」
「う。すいません。兎に角、色々と大変なんですって!」
幽霊は焦った様子でフライパンを動かしたり、棚から調味料を出したりしている。
「一体、何が起こって......って、うお」
俺が嗅いで驚いたのは電子レンジの中からする酷い臭いだ。
どうやら原因はこれらしい。
「冷凍庫に入ってた、ドリアをチンしたら急にこんなのになっちゃって......
ああ、目玉焼きが丸焦げに!」
悲痛な叫びをあげる幽霊を横目に、一応電子レンジの中身を確認すると一層酷い
臭いと共に袋に入ったままの冷凍ドリアが出てきた。酷く黒ずんでいて
ボロボロになっている。
「これ、必ず袋から取り出して暖めて下さいって書いてあるだろ」
「ええ!? そうなんですか!? ごめんなさい!」
よく見ると、電子レンジの上に置いてあるオーブントースターの中にも
パンのような形の炭が転がっている。二つも。
「取り敢えず、目玉焼きは皿に移せ! その横の噴き出しそうな
スープの火も弱めろ!」
「は、はい!」
その後、俺は家の窓を全開にして換気をすることでどうにかあの嫌な臭いを
消すことに成功した。安眠を約束された土曜の朝を何だと思っているのか、と
言いたくなるがその言葉は口の中に留めておいた。彼女も彼女なりの親切で
やったことだったのだ。それで怒るのは気が引ける。
「俺の朝食を作ってくれてたのか」
「......はい。家に住ませて貰うんだから料理くらいはって思ったんですが」
幽霊はバツが悪そうに俺から目を逸らした。
「結果、家の中に有害なガスを充満させて食パンを炭へ変えてしまったと?」
テーブルには辛うじて食べられそうな黒っぽい目玉焼きと野菜がゴロゴロと
入ったスープが置かれている。かなり豪華なメニューになる予定だったらしい。
「うう......ごめんなさい」
幽霊は申し訳なさそうに肩を竦める。
「ま、少々手荒い目覚ましだと思えば良いか。早起きは三文の徳だしな」
三文しか得るものがないなら、寝坊した方が有意義な気もするが
それは言いっこ無しだ。
「この目玉焼きとスープは私が責任を持って食べます。
大事な食材を無駄にしてすみませんでした」
「いや、折角だから俺にも食わせてくれ」
「美味しくないですよ?」
「食ってみないと分からんだろ?」
そう言って俺はスープを口に流し込んだ。スープ自体の味は中々美味しいのだが
具材のジャガイモの一つ一つが大きくて食べづらい。また、噛んでみると中まで
火が通っておらず、ゴリッとした食感がした。続いて、目玉焼きにも口をつけるが
こちらも白身の部分がかなり苦くて黄身の部分は酷くボソボソとしていた。
「確かに不味いな」
「そんなはっきり言わなくても良いじゃないですか!?
今の流れって、枯葉さんが無理にでもお世辞を言うところでしたよね!?」
「だって、お世辞にも旨いとは言い難いし。逆にこれを褒めたら皮肉に聞こえるだろ」
幽霊はスープを具と一緒に啜ると、悔しそうな目を此方に向けた。
「ムゥ......やっぱり美味しくないですね。反論出来ないのが悔しい」
「ま、俺も料理とかは全く出来ないから安心しろ。真白が料理するところとか
見たことが無いから、きっとお前の体も料理に慣れてないんだよ」
まあ、厳密に言うとコイツの体は真白の体と同一のものでは無いのだろうが。
髪が青いことがその証明である。本当の真白の体は墓の下だ。
とは言っても記憶的な部分は僅かに受け継がれているようなので真白が
生前得意だったことや苦手だったことはこの幽霊も同じように得意だったり
苦手だったりするのかもしれない。
「そうでしょうか......兎に角この先、私の料理の腕が上がったとしても
現時点ではこの家で料理の出来る者は一人も居ないことになりますね」
「ま、そういうことになるわな」
まだ彼女よりも自分の方が出来る自信は有るが、それも五十歩百歩だ。
「私、もう少しマトモな料理が作れるように勉強したいと思います」
暫しの間、黙って何かを考えていた幽霊は思い立ったようにそう言った。
「別にコンビニ弁当とか食ってるから良いんだぞ? パスタなら作れるし」
「だから、そんな食生活じゃ本当に死んじゃいますよ? 頑張って栄養価の
高いご飯を作れるようになるので、それまでキッチン貸してください」
彼女の目は闘志に燃えていた。どうやら、幽霊さんは本気らしい。
「お、おう......分かった。わざわざありがとな。頑張れよ」
彼女のやる気に押し負けた俺がそう許可すると彼女は満面の笑みを浮かべた。
「やった。ありがとうございます!」
「欲しい食材とかがあったら言ってくれ。生活費が許す範囲でなら買うから」
「了解です!」
幽霊はビシッ、という効果音が聞こえそうなほど綺麗な敬礼をした。
宙に浮きながらの敬礼は中々に異様だったが。
それから俺達は何とかあの朝食を完食し、土曜の朝というゆったりとした時間を
満喫していた。そんな中、事件は俺が優雅にコーヒーを飲んでいたときに起こる。
「枯葉さん。お腹空きました」
「あ? じゃあ、トーストでも焼くか」
丁度、この前に母が持ってきたイチゴジャムがある。これがまた旨いのだ。
「いやいや、だから私に食欲は無いんですって」
トーストを焼いてやろうと俺が立ち上がると彼女はそれを引き留めた。
「そう言えばそうだったな。だったら、腹が空いたと言う喩えは
可笑しい気がするが......」
「私、驚かし足りないと人間でいうところの空腹を覚えるんですよ。
力が出なくなって、やる気も失せちゃいます。幽霊なんで死ぬことは
無いんでしょうけど」
フィクションの中での幽霊が矢鱈と人を驚かせるのはそういうことらしい。
全く、迷惑な性質を持っているものだ。
「成る程。それじゃ、ポルターガイストでもテレビから這い出るのでも
皿を数えるのでも何でも良いから、何人か驚かせてこいよ」
驚かされた奴には悪いが直接危害を加える訳でも無いし、老人は除外するなど
人さえ選んでくれればそれで解決だ。
「えっと......枯葉さん。それがですね」
何処か言い辛そうに、ゴニョゴニョと幽霊は話し出した。
「ん?」
「私の体は睡眠が必要無いので、昨日の真夜中に誰かを驚かせようと外に
出たんですよ。それで私が夜道を歩いてる人の背後で物音を立てるとその人は
滅茶苦茶驚いてくれました、滅茶苦茶驚いてくれたんですけど......」
幽霊は苦いからと砂糖を鬼の様に入れたコーヒをズズッと啜る。
聞いたところ、その先の話に問題が有るようだ。
「それで?」
俺も彼女に倣って、ブラックのコーヒーを啜った。インスタントの割には旨い。
「......満たされないんです」
「は?」
俺は思わず聞き返してしまった。
「普通、あんなに驚いてくれたら多幸感が押し寄せてきて力が
沸いてくる筈なんですけど、それが無かったんです」
「その人が驚いたのは実はお前の立てた音が原因ではない、とか
じゃないのか? 自分が驚かせないと意味ないんだろ?」
俺の仮説に幽霊はコクリと頷いた。
「私も最初はそう思ってターゲットを他の人に変えてみたんですよ。
でも、それでも無理だったんです.......」
意気消沈したように、幽霊は溜め息を吐いた。俺には良くわからないが
事はかなり深刻らしい。
「それって、そんなにヤバイのか?」
「......はい。人を驚かせても何も得られないのは幽霊としては死活問題です。
一度、人を脅かすのをサボってダラダラしてみたことがあったんですけど
お腹が痛くなったり、目眩がしたり、挙げ句の果てには耳鳴りや幻覚が見えて
気が可笑しくなりそうでした。急いで人を驚かせようにも、力が全く出ないですし」
「うわあ.....」
「思い出すだけでも鳥肌が立ちますよ。その時は何もない場所から
街中に現れて大量の恐怖エネルギーを貰うとかいう荒業を使いましたけど
あれ以上の期間、人を驚かせなかったらどうなるか......」
急に街中に少女が現れる、なんて物を多くの人が同時に見たら大パニックに
なりそうなものだが大丈夫だったのだろうか。金縛りとかで誤魔化せないことも
ないかもしれないが。
「因みに、どれくらいの期間驚かせなかったらヤバいんだ?」
時間に余裕が有るなら、色々な方法を試してみるのも手だろう。
「そうですね。昨日は枯葉さんの知り合い。月島さんでしたっけ?
あの人の水筒を落としたお陰で色んな人を驚かせることが出来たので
明日くらいまでは大丈夫だと思います」
「明日か......」
思っていたより、タイムリミットは近い。明日までにコイツが人を驚かせても
満たされなければ、厄介なことになりそうだ。
「まあ、時間も少し経ちましたし元の体に戻ってるかもしれないんで
取り敢えず枯葉さん。驚いてください」
「は?」
俺が間抜けな声を漏らしたが早いか、幽霊は俺に向かって殴りかかってきた。
俺は慌てて、手で顔を守る。しかし、幽霊の手はそのまま俺の体に
一切の苦痛を与えず、まるで団子を串に刺すかのように俺の腹を貫いた。
「枯葉さん。私が霊体と実体の二つを操れるの、忘れてましたね?」
幽霊はいたずらっ子のような表情を浮かべてりクスリと笑った。
「まあな......それでどうだ? 結構、驚いたと思うんだが」
俺は暗に恐怖のエネルギーを回収出来たかと聞いた。
やはり不意討ちだったので驚かなかったと言えば嘘になる。
本来であれば、少しくらいエネルギーを回収することが出来ても良い筈だ。
「......何の成果も得られませんでした、です」
幽霊の顔は曇天の空のように曇っていき、声色は低く小さくなり始めた。
いよいよ、本格的に恐ろしくなってきたのだろう。何かしてやれるなら
してやりたいが、残念ながら今の俺に出来ることは無い。幽霊学者とかが
居れば話は別なのだろうが......待てよ。
どれだけ、文献や昔話を探しても語られている幽霊の特徴や生態は違う。
しかし、俺の目の前には本物の幽霊が居るのだ。恐竜学者が絶滅した恐竜の
姿や生態を化石等からしか推測出来ないのと同じで仮に幽霊学者が居ても
俺の目の前にいるコイツの生態をヒントから明かしているに過ぎない。
だとすれば、俺の幽霊を直接見ているという状況は恐竜学者からした
恐竜を生で見ると言う行為そのものであり、数学者からすれば難問の答えを
ガン見していることと同義なのだ。つまり、実物を見れない恐竜学者や
居るかも分からない幽霊学者よりも俺は明らか有利。
良し、今一度コイツの行動を良く思い起こして幽霊のエネルギー源のヒントが
無いか探ってみよう。この幽霊と俺が初めて会ったのは家の洗面所だ。
確か、俺の恐怖エネルギーを得るために冷たい手で俺の首を締めようと......?
「そうだ!」
「わわっ、黙り込んで何か考え始めたかと思ったら急に大きな
声出さないで下さいよ。心臓に悪いです」
「お前心臓あんの?」
「分かりませんが、息は吸うので有るんじゃないですか?」
「死んでる癖に酸素無いと駄目なのか」
「多分、無くても死にませんけどね」
何その奇妙な生命体。
「って、そんなことが言いたい訳じゃ無いんだよ。もしかしたらお前の
エネルギー難を乗りきれるかもしれない策を見つけたんだ!」
「え、本当ですか!?」
「ああ。予想でしか無いが。取り敢えずお前、実体化しろ」
「え? あ、はい」
幽霊は頷くと、手でコーヒーカップを持ち上げて見せた。霊体化していると
物には触れられない筈なので彼女は確かに実体化したようだ。
「それで、俺の体を触れ」
「はい、分かりまし......って、はいっ!?」
幽霊は信じられないような表情で俺を見てきた。
「いや、だから俺の体に触れ」
「な、な、なっ.......何言ってるんですかあっ!」
「あがあっ!?」
幽霊は顔を紅く染めたかと思うと、俺に向かって手をかざしてきた。
ピリピリとした感覚が体全体を襲い、目眩がして目の前が真っ白に歪む。
「セクハラ、変態、悪魔! わわ、私が枯葉さんに好意を持ってるからって
調子に乗らないで下さいよ! 私が枯葉さんを好きなのはあくまで
真白さんの記憶のせいなんですから!」
「分かっ......たから、取り......敢えず金縛りを......解け」
俺が体が痺れながらも、何とか言葉を紡ぐと彼女は此方を
物凄く軽蔑したような目線を送ってきた。
「......はあ。仕方無いですね。幽霊を敵に回すと厄介ですからね?」
次の瞬間体の痺れが取れ、体に再び自由が戻ってきた。
「あのだな幽霊、よく聞いてくれ」
「......何ですか。告白なら多分断りますよ」
「ちげえ。さっきのは誤解なんだよ」
というか、ワンチャン有るのか。
「年端も行かない少女に体を触ることを強要して誤解ですか?」
幽霊は『ジトー』とした目を更に向けてくる。
「テレビとかで幽霊が人の精気を吸うみたいなやつ有るだろ?
あれと同じ様にお前も俺から精気を吸ってエネルギーにすることが
出来ないかと思ってな。精気を吸うなら、体への接触が必要だろ?」
俺が冷静に弁解すると、幽霊はまたまた顔を紅潮させた。
「そ、そうだったんですか......す、すいません。勝手に勘違いして」
「誤解が解けたようで何よりだ。で、試してみるか?
さっき言った俺の考え」
俺とコイツが初めて会ったとき、冷たい手で首に触れられて熱が
奪われるのを感じた。あの感覚がヒントとなって精気を吸う、という
新たなエネルギー供給法を思い付いたのだ。
「今まで人の精気を吸うなんていう能力、私には無かったと思いますけど......
というか、枯葉さんは良いんですか? 精気って魂みたいな物ですよね?
私、枯葉さんを殺すなんて絶対に嫌ですよ?」
「吸い尽くしたりしなければ大丈夫だろ。そもそも出来るか
分からないんだし、兎に角やってみろよ」
『ほれ』と俺は腕を幽霊へ差し出した。幽霊は恐る恐るだがその腕を
柔らかい小さな手で包み込み、目を瞑った。すると、みるみる内に俺の体から
力が抜けていく。金縛りの時の力が出ない感覚にも似ているがそれよりも
体から何かを奪われているような、まるで採血をされているような感覚だ。
「や、やっぱり出来ないですね......って、枯葉さん!?
大丈夫ですか!? え、これって私のせい!?」
幽霊は俺から手を離すと、俺の顔を覗き込んだ。
「ああ、十中八九お前のせいだな。どうだ、満たされたか?」
俺は力が抜けて、寝転んだ体勢で幽霊に聞く。
「は、はい。最初はよく分からなかったんですけど段々元気になってきました。
枯葉さんは大丈夫ですか?」
「ああ、多少ふわふわした感覚だけど大丈夫だ。もう少しなら吸っても良いが......」
「吸います! 吸わせて頂きます!」
幽霊は何時にも増して、嬉々とした顔で答える。
「お、おう。殺すなよ?」
「やだな~。枯葉さんの精気を吸うのが人を驚かせてエネルギーを
得るのの何倍も効率が良くて少しだけで尋常じゃない程の多幸感に
包まれるからって、私がそんなことするわけ無いじゃないですか~」
そう言いつつ、幽霊は俺の腕ではなく俺の首もとに手を当てて精気を
ぐんぐんと吸ってきた。体が次第に力が失われ段々と眠たくなってくる。
「おま、殺す気......」
俺は其処まで言うと、思考が途切れてしまった。
「......だから、殺さないですって。私を何だと思ってるんですか。
何と無く吸って大丈夫な量、分かるんです。今、吸ったのは
安全中の安全というくらいの少量なので安心して眠って下さい」
体は半分以上寝てしまっていて、外部の音が少しだけ聞こえる中
俺はそんな声を聞き、安堵したからか熟睡してしまった。
毎度のことですが評価、ブクマ、感想、レビューお願いします!
皆さんの思っている10倍はモチベーションに影響を与えるので!!
ということでどうも、翼蛇猫:前科部 幽霊憑き小説家になろう の名前で日常のどうでも良い
呟きや小説に関することを呟いてる蛇猫です。感想や小説のネタなんか有りましたら
DMで送ってもらえると感謝感激です。キャラのイラストなんか送って貰った日には
気絶するかもしれませんw リプも基本的に返すので是非、お気軽に。
底辺特有の馴染みやすさは有るかと。
それでは次回もお楽しみに......何時も、私の小説を見てくれてる人って居るんですかね?
若しくは次回も見たいって人。ヤバイ。怖くなってきた。か、感想プリーズ。