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十位目 憤怒


幽霊の朝は早い。早起きの鳥達が辺りに声を響かせている朝五時。何時もより

早い目覚めに戸惑いながらも、私はキッチンへと向かった。電子レンジの横には昨日

枯葉さんに買ってもらった料理本がある。折角、早起きをしたのだ。今日の

朝ごはんはこの前のリベンジを兼ねて私が作ってみよう。


「え~と......枯葉さんって、卵焼きは関西風と関東風、どっちが好きなんだろ」


此処って関西だし、やっぱり関西風? いやでも、枯葉さんのお母さんや

お父さんが関東の人の可能性も有るし......。


「よし、卵焼きは止めましょう。そうしましょう!」


我ながら名案だ。関西風か関東風かは今度枯葉さんに聞いておこう。

そしたら、何を作ろうか。和食と言っても魚とかも無いしなあ......。


「あ、ステーキ肉がある......しかも、ジャガイモも」


ちょっと、朝からはキツイかもしれないけどきっと食べ盛りの枯葉さんなら

大丈夫だよね。よし、もう料理本関係無くなっちゃったけど朝ごはんは

ステーキとふかし芋にしましょう。


「確か......フォークで刺せば柔らかくなるんですよね」


私はステーキ肉を取り出すと、其処に塩と胡椒......あと、よく分からない

スパイスを振り掛けてフォークでグサグサと刺しまくった。これで肉の

下ごしらえは終わり。次はジャガイモを茹でよう。


「この前みたいに失敗しないよう、きちんと茹でときましょう」


そんなこんなで、料理が完成した。我ながら上手く出来たのでは無いだろうか。

この調子なら、メシウマ嫁も夢じゃない......って、誰のですか。私は邪念を払うと

そのまま枯葉さんの寝室へと向かった。


「枯葉さん。おはようございます」


私が挨拶をすると、枯葉さんは眠たそうに唸った。


「んん......もう少し、寝かせてくれ」


「駄目です。もう、ご飯作っちゃったんですから。さ、早く起きてください」


そう言っても、一向に唸るばかりで起きようとしない枯葉さん。

そんな同居人の様子を見て私はため息を吐くと、空っぽの手を強く握った。

すると、握る力に反発するかのように手の中に一つの物体が現れる。


「......って、眩しっ!?」


私がその物体を枯葉さんの顔の近くへ飛ばすと、その物体は強い光を放ち

枯葉さんの目を瞬く間に覚まさせた。


「おはようございます。人魂に顔を照らされて起きるなんて贅沢ですね」


「......人魂? って、うわっ!?」


私が喚んだ青白い人魂を見て、枯葉さんは驚愕の表情を浮かべる。前までの

私なら大喜びの恐怖の感情だが、残念ながら今の私の体は枯葉さんの精気しか

受け付けない......いや、他人の精気でもいいのかもしれないが。兎に角、今私の前で

驚かれたところで仕方がないのだ。


「そんな驚くようなことですか~? 何度も見てるでしょう。眩しさもきちんと

 目に影響を与えないくらいに調節しておきましたし」


「明るさ調節機能が付いてるとか意外に便利だな、人魂」


眉間にシワを寄せながら、枯葉さんは人魂をツンツンとつつく。


「ふふん。私の人魂ちゃんは他にも色々、能力が有るんですよ~」


明らかにさっきの枯葉さんの言葉は強引に眠りから目覚めさせた私への

皮肉だったが、敢えて私はそれを汲み取らずに話をする。


「ああそう......また聞かせてもらう。それより今は起きるな」


流石に寝起きの枯葉さんに何時ものテンションでのトークはキツかったのか

しんどそうに目を擦っている。


「あ、はい。どうぞどうぞ。もう、ご飯出来てますよ!」


「そうか。ありがとな」


枯葉さんはそんな言葉を口にしたものの、一向にベッドから立ち上がろうとしない。

早くしないとステーキが冷めてしまう。早く起きてもらいたいものだが。


「あの、早く起きてくれませんか?」


「......そうしたいのは山々なんだがな」


どうやら枯葉さんが中々、起きてくれないのには理由が有るようだ。

しかし、私はその理由が分からないため首を傾げた。


「どうしたんですか?」


「......いや、どうしたもこうしたもお前が乗っているのは何処だ?」


「え? 枯葉さんのお腹の上ですけど」

 

私は再度首を傾げると、不思議そうに枯葉さんの顔を上から見下ろした。


「分かってんなら退けよ!」


急に憤った様子で枯葉さんは声を荒らげる。一体、何をそんなにも

怒っているのだろうか。


「何故?」


「何故? じゃねえんだよっ! 重い! 邪魔! 霊体化しろ!」


次から次へと枯葉さんは失礼な言葉を浴びせかけてくる。


「私、重いですか?」


「うん。恐らく、病弱で痩せてた真白より重い」


「むむむ、それは流石に私でも傷付きますよ? 折角、私がドMの

 枯葉さんのために乗ってあげたと言うのに......あわっ!」


私が話を言い終わるよりも早く、枯葉さんは力ずくで起き上がり私を体の上から

吹っ飛ばした。私は即座に空中を浮遊することで地面との激突を避ける。


()()()ドMだ!」


随分と私の同居人はお怒りのようだ。


「え、だって枯葉さんのパソコンを借りてお洋服を買うとき

 フォルダにいっぱい......いったあっ!? な、何するんですか!?」


またも、枯葉さんは私の話を聞かずに顔を赤くして怒るとベッドの枕を

私の顔へと投げてきた。不意討ちだったため霊体化も間に合わず、モロに

衝撃を受けてしまう。


「ゆ、う、れ、い?」


抗議の声をあげようと、枯葉さんを見ると枯葉さんは不気味な笑顔を浮かべて此方に

圧を掛けてきた。人間のものとは思えない殺意を感じとり私は直ぐに頭を下げる。


「ひえっ。あの、なんかすいませんでした!」


「......宜しい」


「あ、あの朝御飯出来てますのでよかったら。前よりは上手に出来たかと」


体をブルブルと震わせながら、私は枯葉さんにダイニングへ行くよう促した。

未だに体があの殺意で動かない。......幽霊の私が金縛りを受けるとは。

あの話題は枯葉さんの前では二度と出さないよう、心に決めていると当の本人は

先にダイニングへと行き、テーブルの前で固まっていた。


「これって昼御飯? 俺そんなに寝てた?」


どうやら、枯葉さんが見ていたのは私が配膳したステーキとふかし芋、それに

大きく盛った白ご飯だった。


「いえ、今は朝の7時ちょっとですけど?」


「・・・・」


枯葉さんは依然として私の作ったご飯を見つめながら硬直している。

もしかして、あまりに見た目と香りがよくて放心しているのかもしれない。

なんだ、それなら言ってくれれば良いのに。


「枯葉さん、私の手料理に感激するのは良いですけど冷めないうちに

 早く食べちゃってください」


「......いや、あの」


「ほらほら、早く椅子に座って! あ、お茶持ってきますね」


笑顔で私がお茶を取りに行こうとすると、枯葉さんは私の服の裾を

ぐいっと掴んできた。なんだろう。とても嫌な予感がする。


「ふかし芋はまだ分かるとして朝食にステーキが出てきた訳を

 聞こうじゃないか。これは今日の夕飯用だぞ? 昨日、言ったよな?」


そういえばそんなことを言ってた気もするが、昨日のことなんて忘れてしまった。

そもそも枯葉さん、さりげなくそういうこと伝えるから記憶に残りにくいんだよね。


「......えへ、やっちゃった! って痛い痛い痛いっ! 今、霊体化してないから

 普通に腕を引っ張られるのは痛いんですよっ!?」


「知ってる」


「止めてっ! 乱暴しないで! 私が美少女だからってセクハラはああああああ!」


枯葉さんは無表情で淡々と私の腕を引っ張っていたかと思うと次に

頭を拳でグリグリとし始めた。


「ごめんなざいっ! もうじないがらああああ!」


「それで?」


「これからは、きちんと枯葉さんの話を聞きまずううう!」


私が大きな声で許しを乞うと、枯葉さんはため息を吐いて拳を

私の頭から離した。まだ、ちょっとジンジンしている。


「これ以上やると、お前の声がデカ過ぎて近所迷惑になる。まあ、普通に

 朝食を作ってくれたのは嬉しいし、止めてやるよ」


「......うぅ、乱暴されました。もう、お嫁にいけない」


「勘違いされそうな言い方をするな。というか、どんな結論に至ったら

 朝御飯にステーキを作ることになるんだよ」


呆れ返ったように言いながらも枯葉さんは椅子に座り、手を合わせると

ステーキを器用にフォークで切って食べ始めた。


「ど、どう......ですか?」


「夕飯に出して欲しかった」


「もうその話は終わったでしょうっ!」


枯葉さんは私がツッコむと小さく笑った。


「まあ、旨いと思うぞ? 柔らかいし......なんかガラムマサラの

 香りがするけど。お前の分は? 肉、二つ買ってただろ」


「えへへ、そうですかそうですか。美味しいですか、良かった。私はあんまり

 ご飯の気分じゃないので大丈夫です。ご飯って私にとってはお菓子みたいな

 ものなので。あ、でも本物のお菓子は食べたいですね」


何と無く今は甘いものの気分だ。昨日、デートときに有名な店で枯葉さんに

バームクーヘンを買って貰ったのでアレを食べよう。真白さんの好物だったのか

無性にバームクーヘンを見ると血が騒ぐのだ。いや、血が通ってるのかは

甚だ疑問だけど。


「あれ、キッチンの棚に置いといた筈なのにバームクーヘンが

 無いんですけど......枯葉さん、動かしました?」


だいぶ、ステーキにも口が慣れてきたのか美味しそうに肉を頬張る

枯葉さんに私は聞く。


「ああ、バームクーヘンなら夜中に腹が減ったから食ったぞ?」


「は?」


「え?」


......私は枯葉さんの言葉に少しの間、思考を放棄してしまった。私のバームクーヘンが

食べられた? 枯葉さんに? 少しずつ状況が分かってくると、マグマのように

煮えたぎる何かを心の底に感じた。


「......本当、ですか?」


「ああ、本当だが?」


そして、頭の奥で何かが切れる音がした。


「葉っぱあああああああっ!」


そして、気が付くと大きな声で私は叫んでいた。先程、枯葉さんが近所迷惑になるとか

何とか言っていたのでこのアパートは音が伝わりやすいのかもしれないが

そんなこと私の知ったことではない。今の私は唯一無二のバームクーヘンを

奪われた怒りと哀しみに燃えているのだ。


「いや、あの.......そんなに楽しみにしてたのか?」


「金縛りいっ!」


私が穢れた盗人である葉っぱ野郎に手のひらを向けると、葉っぱ野郎の体は

まるで縄で縛られたのかように動かなくなった。これぞ金縛り。相手の動きを

完全に封じる幽霊の専用技だ。


「うおっ!? ちょ、おま、食事中......」


「黙れっ! フフフフフ私を怒らせましたねえっ!? 今まではちょっと

 お仕置きするだけですましてきましたが今日という今日は本気で潰させて頂きます!」


「いや、本気になる理由小さすぎないか!?」


必死に金縛りを解こうと葉っぱ野郎はもがいているが、その行動に意味はない。

何故なら、私の金縛りを解けたものは今までに一人もいないからだ。


「此岸に留まりし、我が眷属に告ぐ。我こそは霊王なり」


「ゆ、幽霊さん? 何その詠唱」


「夜の闇こそ我等の力。冥き力以て今一度、不遜なる人間を深淵に叩き落とせ」


「いや、今思いっきり朝だけど。朝日さんさんだけど。夜の闇何処?」


私は力強く手を握ると、先程とは比べものにならないほど大きく

燃え盛る青白い人魂に手が覆われた。


「死人に口なし......されど、牙有り。死を越え、生を蹴散らせ。

 美少女幽霊流奥義」


「いや、幽霊流って言ってもお前以外の幽霊いないんだから我流だし

 詠唱は厨二臭いし、名前がなんか厚かましいし滅茶苦茶だな!?」


一々、煩わしい小言を並べ立てる葉っぱ野郎に私は燃え盛る手を向けると

大きな声で技名を叫んだ。


「うらめし矢!」


技名と共に手を大きく開くと、サッカーボール大の大きな人魂が

凄まじい速度で葉っぱ野郎に向かっていった。


「名前ダサいな!? って、熱い熱い熱い!」


人魂は葉っぱ野郎にぶつかると、油を浴びたかのように肥大化して

葉っぱ野郎の体を熱し始めた。


「これが、幽霊に喧嘩を売ると言うことです。分かりましたか?」


私はその姿を凝視しながら、勝ち誇ったような笑みを浮かべる。


「分かったから! 熱い、マジで熱い! 火傷する、というか死ぬ! 

 頼むから水持ってきてくれ!」


そして、その笑顔は次第に嗜虐的なものへと変化した。


「や~ですよ~だ。私は幽霊ですよ? 恨みのある人間は消します。

 枯葉さんも精々、灰になった後、幽霊になって戻ってきてください!」


「ちょ......いや、本気で。冗談無しでヤバいんだって」


......流石に可哀想になってきた。朝の件を許して貰ったのも有るし、ここらで

許してあげましょう。私が手を再度枯葉さんに向けると人魂はジュッという音を

出して消えた。


「はい、次は金縛り解きますからそのつもりで。解いた瞬間に転けたりしたら

 流石に救いようがありませんしね」


「あ、ああ」


私は怯えた様子の枯葉さんの金縛りを流れ作業のようにサクッと解いた。

どうやら、転けることはなかったようだが先程のお仕置きが相当堪えたようだ。

まだ、ブルブルと震えている。


「......安心して下さい。火傷一つ無いでしょう? さっきの人魂は体が

 燃えるような錯覚に陥らせるだけの物です。私が人殺しをするように見えます?」


「見えます」


即答する枯葉さん。


「どうやら、枯葉さんはもう一度燃えたいようですね......」


「ぜんっぜん、見えません! 幽霊さんマジ天使!」


枯葉さんは姿勢を正しくして、胸を張り清々しいほどまでの手のひらを返しを

見せてくれた。これにはドリルもビックリだ。


「宜しい、です。会話の主導権を握るのも中々、楽しいですね」


「......いやでも、マジで死ぬかと思ったぞ。冗談も大概にしてくれ。

 そもそも、バームクーヘンだって俺が買った物だし......幽霊?」


私はまだ、先程の恐怖が忘れられないらしく声を震わせている枯葉さんの

近くにトコトコと歩いていった。


「枯葉さん、怖かったんですね......私が慰めてあげます」


「ちょ、抱き付くな......てか、俺が怖い思いをしたのはお前のせいだろうが!」


「えへへ~バレちゃいました?」


「バレるも何も、思いっきりお前のせいだからな? それだけは

 疑いようのない事実だからな?」


そんな軽口を叩きながらも枯葉さんは顔をほんのり紅潮させている。

どうやら、私に抱きつかれているのが相当、恥ずかしいようだ。


「......童●」


私は静かにそう呟いて、枯葉さんを見た。


「どう!?....... ぶん殴るぞ!」


「でも、そうなんでしょう?」


「煩い。言っとくがお前も顔紅いからな」


「ふえっ? え、そんな筈は......」


確かに枯葉さんに抱きつくという行為に若干の恥ずかしさを感じていたのは

認めるが、断じて顔には出していなかった筈だ。


「お前も顔に出していなかっただけで実際は恥ずかしがってたのか。

 じゃあ......どけ」


枯葉さんは一瞬、からかうように言うと直ぐに何時もの仏頂面に

戻って私のことを振り払った。


「んなっ!? 嵌めましたね!?」


「ああ、嵌めた。バームクーヘン食べてないし」


「......はい?」


私は信じられない彼の言葉に自らの耳を疑った。


「バームクーヘンなら俺の部屋の机の上にある」


「......取ってきます!」


漫画なら『シュタタタタタ!』というオノマトペが使われそうな

足音を立てながら私は枯葉さんの部屋に直行した。


「取ってきました」


「行動早いな」


まだ、箱も開けていない新品の状態のバームクーヘン。

枯葉さんの言葉はどうやら真実らしい。


「私は行動するときはする女ですので」


「したいときにする女の間違いだろ」


この男はどうしてこうも捻くれたことばかり言うのだろうか。

......まあ、確かに彼の性根が腐っているのは覆すことのできない事実だがそれと

同時に優しさのようなものも持ち合わせているので中々、はっきりと嫌いに

なることが出来ない。真白さんもこういうところに惹かれたのかな。


まあだからといって正直に言うと枯葉さん、全然タイプじゃないんですけど。

外見も内面も暗いし。


「はいはい、どうせ私は勝手な女ですよ~だ。あれ......枯葉さんスマホ」


私がそう言って指差す方向には自棄に激しい感じの着メロを流しながら

震えている枯葉さんのスマホがあった。


「日曜の朝から誰だよ......悪いが取ってくれ」


「は~い。それにしても、これ何の曲ですか?」


「ん? ああ、俺のやってるネトゲのギルドのメンバーが機械音声で作った

 『天津風』って曲。某動画投稿サイトで600万再生叩き出したらしいぞ」


「ほえ~やっぱり、ネットにしか友達いないんですか。えっと、電話を

 掛けてきたのは......えっと、あ」


私が誰が電話を掛けてきたのか、画面を見ると其処には電話番号とともに

『神内木 母』の文字があった。

先週、もう一話更新できなかった分何時もより多めに書きました!

それと、総合評価が44ポイントになりました! 稚拙な文章ですがこれからも

宜しくお願いします。


少しでも面白いと思っていただけた方はブクマ、評価、感想、レビューの方も

宜しくお願いします!


Twitterにて、ぺーきんぐ様に幽霊さんの絵を書いて頂きました。

翼蛇猫で検索すれば出てくると思うので、どうぞそちらも宜しくお願いします!

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