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家電開発部門相良  作者: ゆんべ
1章 ここから
2/9

粒子

頭の中でもんもんとストーリを考えていました。

うまく纏まらないかもだけど、こんな感じかな?って感じで書いて行きます。

短め?です。

 何気なく後ろにいる後輩に目を向けると後輩の後ろに空中で黒く渦を巻くような霧のような何かが存在していた。


 それは霧のようで霧ではない存在、一目見れば分かるこんな黒い霧が何もないこんな所に発生する訳がない。


「な、なんか後ろにあるんだが」


 驚きながらも後輩にその存在を知らせても見えていないらしい。


「え?後ろですか?何もないですけど」


「いやいや、黒い渦巻いてる霧みたいなのが・・」


 言い終わる前にその黒い渦からは黒い手のような物が出てきた、悪寒というか嫌な予感しかしない。


 その黒い手は後輩を掴もうとゆっくりと手を伸ばしてきている、明らかに人の手ではないし何より何もない所に黒い霧が出てその中から人の手のような物が出てくるなんておかしい。


 掴まれる前に後輩を引っ張って退かす。


「え?ちょっ・・」


 後輩は何か言いたげだがそんなこと気にしている場合ではなさそうだった、何故なら急にその黒い手は獲物を捕らえるかの如く相良の左腕を掴んだからだ。


 掴まれた左腕は握り潰されるかのような力強さで放そうとはしない、そして相良の腕を掴んでいる黒い手は赤黒く明滅しだした。まるで地獄を思わせるかのような手だった。


「うぐっ・・・いてえ・・」


「先輩?大丈夫ですか!?腕が・・」


 後輩の池田にはその渦と手は見えなくても'透明な何か'に握り潰されそうとしている腕は見えるのだ。


「先輩、今救急車呼びます!」


後輩はスマホを取り出そうとした時、赤黒く明滅した手は相良を細かな黒い粒子へと変換し粒子もろとも'消滅'してしまった。


 後輩に黒い渦と黒い手は見えなくとも、目の前で黒い粒子となって消滅した姿は見えていた。



 残ったのは目の前で黒い粒子となって消えてしまったのを見た後輩、何があったのかわからなかった周囲に居た人たちだけだった。





 相良が消滅してから1週間ほど経った。


 あの日起きたことは誰にも解らない。


 だが会社のロビーを映していた監視カメラは人が黒い粒子となって消えた不可思議な映像が記録されていた。

 会社側は警察に連絡はしたが、警察にもお手上げらしく事件らしい事件にはならなくよく解らない行方不明と処理された。



 そしてこの世界での相良龍治は死亡した。


目がかゆい・・

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