三つの願い
「もし、そこのお嬢さん」
品のよさそうな紳士が、髪の毛を茶色に染め、丈の短いスカートを履いた女子高生に話しかけました。
「私は神です。あなたの願いを三つ叶えてさしあげましょう」
「は!? なんか変質者がいまーす! すいません警察よんでくださーい!」
女子高生は周囲にいた人に大声を出して助けを求めました。
「一つ目の願いは叶えられました。まもなく警察が到着します。残りは二つです」
「なんかわけの分からん事言ってるし、黙れ!」
「……(二つ目の願いは叶えられました。残りは一つです)」
「なんかお前ウザイし、死ねよ」
紳士はその場に倒れた。
神「あなたの願いを三つ叶え……」
JK「はあ、あんた誰? 黙れ、あっちいけ、二度と姿を見せんな」
本当はこれだけだったんですが、二百字制限のために話をふくらませました。