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200文字小説

何故か覚えていること(200文字)

作者: うわの空

 子供のころはよく、夕方の公園に遊びに行っていた。母と弟と私の3人で。

 その日はなんでか、母はとても張り切っていた。

「走るよ!!」

 弟と手を繋ぎ、母は走っていた。弟も走っていた。思いっきり走っていた。



 ズザーッ!!



 転んだ。




 派手に転んだ。思いっきり走っていた分、派手に転んだ。

 二人とも手を繋いでいたせいで受け身を取ることもできず、バンザイする形でスライディングした。


 

 

 私はそれを見ていた。

 遠くから、見守っていた。

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] いつの時代もこのような風景は見られますよね。 「ありきたり」な思い出を「ありきたり」な文章で書いていて素晴しい作品だと思います。 [気になる点] 家族で公園に行ってるのになぜ「私」と云う存…
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