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私にとって少し残念だった今年のネット小説大賞

作者: 湖灯

 年に1度の私のお楽しみは、ネット小説大賞だった。

「だった」が付くのは、今年(第13回)のネット小説大賞に、途中経過の発表がなかったから。


 私は他のコンテストにも、もちろん応募していますが、それはほゞ全てと言っていいほどネット小説大賞の「おさがり」

 だから結果を見ることも殆ど無くて、応募した作品がどの作品だったのかも覚えていなかったりする。

 ほゞ1年の活動は「ネット小説大賞」のためにあり、「ネット小説大賞」で金賞を受賞するという夢を抱きながら日々の執筆に励んでいる。


 しかし夢は所詮、夢。

 実際のところ、私が書いているのは文芸系の作品で比較的にニッチなほう。

 更にPVもブクマや評価も、とても書籍化作品には遠く遠く及ばない。

 それでも楽しみだったのは、この1年に書いた作品の評価が見たいから。


 どのような方々が審査されるのかは全く分からないけれど、それなりな方だと言う事だけは確かだと思う。

 今まで何作品かは1次選考まで残ったけれど、これまでに2次選考まで残ったことはなかった。

 ズバリ今年の目標は、2次選考に残ることと決めていて、より多くの作品で応募するために長編を書きたい気持ちを堪え、長くても10万字に留めた。


 気がつくのが凄く遅かったのだけれど、9月になって初めて今年のネット小説大賞に途中経過の発表が無い事に気付いてガッカリした。

 だって私にとってコノ途中経過は、1年の通知表だったのだから。

 つまり今年は通知表も無しに、また1年を続ける事になる。

 

 小説は、書けば書くほど上手くなる世界ではないと私は思う。

 センスの良い人なら処女作で評価されるだろう。

 そしてそうならなかった人たちは、書き続けるしかない。

 書けば書くほど上手くなる時期もあるだろう。

 けれども、そうでない逆の時期もまたあるはず。

 小説は学校で行われるテストのように、点数も出なければ、答えもない。

 だからある程度の指標を得られる機会は、私にとってとてつもなく有難かった。

 それだけ私にとって今までの「ネット小説大賞」は、特別な存在だった。


 数年前のネット小説大賞で2次選考に残らなかった数人の人たちが、最終選考に残っていたことがあった。

 おそらく出版社の肝入りの人たちだったのだろうなって私は思った。

 少し嫌な気はしたけれど、知らない人にケチをつけたって自分が上手くなる分けではないので、あまり気にしなかった。

 もう学生ではない私にはある程度理解できる。

 実力以外に優先される事も有るってことを。

 そしてソレは不正ではなく、世の中を円滑に回すためにある程度必要なことも。


 どういう経緯で今年、経過発表が無かったのかは知る由もないけれど、来年はあったらいいな!私の通信簿。

 次回は、途中経過が復活することを願います。


 今回受賞された方々、おめでとう御座いますm(_ _"m)

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― 新着の感想 ―
私は一次選考に残ったこともないので、何も言えませんが…… 『出版』だって最終的には売ってナンボなのだから……『傾向』というのは激しくあるのでしょうねぇ~(-_-;)
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