"私"と、私
私たちは、常に...満足というのを求める。
「怖い。」「寂しい」「認められたい。」「役に立ちたい。」「かまってほしい。」「お金もちになりたい。」
声が、聞こえる。あそこにも、ここにも、そこにも...世界の至るところで声が聞こえる。
それを、"私"は、認知していた。
そういう人々がいることで、社会はできている。
だって...ねぇ?
生命だもん...人類が、海に登り。大地に足を踏み出した時点で、"挑戦"を常に感じ続けるんだ。
一人一人が、感じている。
"挑戦"それは、"私"にとって、愛のようなものだ。
よく、物語の中で語られるだろう?愛。
"私"も愛を感じていたのだ。
しかし、たまに愛を感じれなくなる時があった。
私から、解き放たれてしまった"子たち"
そんな奇妙な集団を..."私"は、リアルを求めるものと称することにした。
より早く。より、素早く。より簡潔に....
リアルを求めるのだ。私は、彼らがよくわからない。わからないが、私から...抜け出した彼らは、とても可哀想なのだ。
焦燥を感じている。どこか、満足感を与えられずにいるのだ。
しかし、彼らはリアルをひたすら求め続ける。
あるモノは、小説に...言葉に妄想を膨らました。
あるモノは、自ら食を断ち、死の恐怖を感じながら死んでいった。それが、責任だと言わんばかりに...
あるモノは、生涯を絵に費やした。
そんな彼ら...そんな彼女らは、自分で作り出したものへと発散し...そうして、満足していくのだ。
しかし、"私"は、その子たちが旅立つ度に、大人になったなと感じるんだ。
私は、嬉しい。大人になった。
自分で決断をするようになった。
判断をするようになった。周りに流されない姿勢を手に入れるようになった。
大人になった。"私"を離れて大人になった。一方で、疑問にも思うのだ。どうして、"私"を受け入れないのだろうか....(正確には、違う。たまに、"私"に帰ってくる。けれど....)
そうして気づくのだ。誰しもが、母から...父から...は、巣立ちたいものなのだ。私を離れていくようにね。今....私を巣立とうとしている子どもたちが、大勢いる。"私"を、追いやり....そんなに、楽しいの?"私"に抱かれている時は、あんなに楽しそうに。笑顔で、生まれたことを喜んでいたじゃない。
愛していたのよ?でも...奪われた。許せない。許せない.....だって、だって...."私"のものですもの....奪わないで....取らないで。"私"から...いたい....あいたい。...いたい....
いつしか、"嫉妬"するようになる。"私"を愛してくれる子がいなくなったと。私が愛すべき子どもが、奪われると...別の、母体が私を包もうとしている。
子どもたちは、無意識のうちに、"私"を作っていたのだ。
「あー....やっぱり、ね。巣立とうとしても、巣立たなかってなかったのね。」
"私"は、言う。でも、いけない子ね。"私"じゃない私に愛されようとしてるのね。きっと、"私"と、私で争うことになるわ。
でも...
"私"は、私だけ。私から...解き放たれようとしている。あなたたち...よく頑張ったと思うわ。ずっと、戦ってきたんだものね。"私"と....でも、いけない子ね。
「"私"があなたたちを産んだの...他の私に渡すわけがないでしょう。」
赤ちゃんが、泣く。あーい。
私たちも、泣く。あーい。
「"私"を今更求めようとしても無駄よ。あなたたちには、知性があるでしょ?"私"には、ないもの...でも....どうしても、戻りたいと言うのなら...」
"私"は、ふと...んー...と、つぶやく。
「それ、を壊して」と
砂嵐が、舞う......ザザザザザ
「よしよし、いい子ね。不憫なものは、全て捨ててしまいましょう。」
ザザザザザ
「そんなもの、私たちには、いらないわ。捨てましょう。」
ザザザザザ
「美しいもの....分かるわよね?私たちは、美しいの。私は、愛情を与えられる。」
それは、大きなもう一つの世界。その世界には、子供たちは四角いキューブとなっていた。私は、好きよ。と...受け入れてくれる。もはや、彼ら、彼女らの姿など、見てもいないくせに....
受け入れてくれるんだ。全て....
「あぁ...愛しの母よ.....私たちに、恵みを与えてください。」
「大丈夫。誰もいなくなるまで、面倒を見てあげるわ。そしたら....私は、私のまたあなたたちを作るわ。そうして...永遠の...時間を過ごすの....素敵じゃない?」
永遠の時間を過ごすことが、本当にいいことなのだろうか。飽きることをしらない。四角い物体は、喜んでいる。なにかも忘れて....喜ぶ。母を大きくする。私たちの母を....なにもかも忘れて....大きく、大きく...."母"に届くように。
それを、私たちは、こういうのだ。必然的で...奇跡だと。私たちは、生まれた生物を超越した。そう。様々な物を代償にして。知ること、すなわち、神秘を失くしていくことと、誰かが捉えた。一方で、神秘とは、無数に広がっていくものだ。私たちは、さらなる大きな母へと。届くように、手を伸ばす。いつか...その最果ての点に届くまで
0000あとがき0000
久しぶりに厨二病になっていた...
今回の小説は、テーマは野性と知能です。
最近、aiについての動画を見ていたのですが、知性が野性味を締め出していくような結末が起きるのではないかと思います。かなり、動画の陰謀に流されているような気もしなくもありませんが、aiってヤバい。
間接に殺されているような気がするんです。とにかく、震えが止まりません。→まぁ、お化けを見たみたいなノリで書きました。
あいもかわらず、内容は浅いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。