紅霧異変前夜
私の世界についていいことを教えてあげよう。スキルもとい能力だが、自由に考えていいのだ。そう。無限というのは上限がないだけかもしれない。下限がないだけかもしれない。無敵というのは攻撃が当たらないという意味かもしれないし、敵として判断されないようになるだけかもしれない。所詮世界線、作者によって微妙に変わるようなのがスキルだ。読者の想像力によって変えることもあるんだ。読みだって想像力でもイマジネーションでも考え方と読んだってなんでもいいのだ。まあ悪意のある読み方はおすすめしないがそれも自由だ。所詮ただの文字だ。広く見ろというのが私の見解だ。陽の方にも書いとく。
レミリア「ねえあなたって強いのね。」
そう話しかけられた。無視をした。
レミリア「もしかして話しかけられて照れちゃった?かわいいわね〜」
指で頬を突かれる。、、、うぜぇ。
レミリア「ちょっと?なんとか言いなさいよ!」
レミリアがうざかったので水をかける。そう。ここはお風呂場である。ついでだが、レミリアは服を着ている。黒狼は神にお風呂ではしゃいじゃだめだよ〜と言われているのを覚えている。だから今黒狼の目にはお風呂ではしゃいでいるだめなやつとして写っているのだ。
レミリア「ちょっと!?何するのよ!、、、はぁ。まあいいわ。もう話しちゃうわね。あなた、私たちに協力しなさい?異変を起こすわよ!」
何言ってるんだ?こいつ。異変?俺の知らない単語の使われ方だ。具体的には何をするんだろうか?
黒狼「内容は?」
レミリア「やっと興味を示してくれたわね。目的は私たち吸血鬼が外を出歩けるようにすること。紅霧という特殊な霧を使って太陽を遮るのよ。」
黒狼は立ちあがろうとした。レミリアは赤面して言った。
レミリア「ちょちょ、ちょっと待ちなさいよ!?恥じらいとかないわけ?」
黒狼「???」
こいつは何を言っているのだ?むしろ人が風呂に入っている時に騒いでいることに恥じるべきではないだろうか?おかしなやつだ。よくわからないが座ったままでいるか。ここの風呂広いし。
レミリア「報酬は、、、そうね、、、私がなんでも一つだけ言うことを聞いてあげると言うのはどう?」
黒狼「は?」
レミリア「そうでしょうそうでしょう?私が直々になんでも聞いてあげると言っているのよ?報酬が過剰すぎると言っても過言ではないわ。」
過言だ。なんだ?労働に対する報酬が見合っていない所ではないぞ?少なくとも俺のことをなんでも聞く駒になるくらいが最低限だな。まあそんな使い捨てのコマなんぞ邪魔だからいらんがな。
黒狼「パスだ。報酬が釣り合わなすぎる。」
レミリア「私じゃ足りないっていうの?まさか私の妹のフランにてをかけようっていうの?」
なんか勝手に盛り上がっている。そう言う問題ではないのだが、、、。
レミリア「とりあえずフランに相談してみることにするわ」
なんか知らぬまにあらぬ方向にいっているが、気にすることではないだろう。
黒狼「俺に駒はいらねえ。あと報酬はそれに追加で500万+働きに応じてってところだな。それが最低限だ。これ以下は譲れない。」
レミリア「わかったわ。使える駒は多いに越したことはないからね。とりあえず私が出るからそれまで待っていなさい?絶対にそれまでたっちゃだめよ?」
こいつは何にそんな執着をしているのだろう。俺はわかんねえが神に聞けばわかるか?まあのぞみ薄いか。、、、去ったな。上がるか。、、、誰か来た。
風呂から上がるとフランが服を脱いでいた
フラン「きゃああああ!!!!」
黒狼は普通に無視して着替えを探す。、、、無い。仕方ない。服作るか。
フラン「ちょっと?今の私を見てなんとも思わないわけ?」
黒狼は頷く。フランはえ?と言う表情をして少し固まってから言った。
フラン「一緒に入らない?」
黒狼「俺あがったばっかなんだけど?」
フラン「私が入りたいの!いいから一緒に入りなさい!」
黒狼はとりあえずフランを風呂にまで担いだ。お守りみたいな感覚を黒狼は感じた。こいつ子供だな、、、。と。
フラン「あー!私のこと子供っぽいって思ったでしょ〜!!これでも私は495歳なんです〜!」
俺星取り込んでるし、幾つもの世界食っているからその経験ぶん含めたら何歳になるんだろ。この世界に来てから星の飴玉食ってねえな。
フラン「ねえ?これでドキドキする?」
フランは近づいてきた。?なぜそんなことを感じなきゃいけない?とりあえず、なんらかの薬によって奇行に走ったのではないかと疑い、顔を近づける。うん。匂いでわかっていたことだが、薬はやっていないな。じゃあなぜこんな行動を?
フラン「ちょ、、、近い近い!!」
フランは赤面している。ふむ。わからん。
黒狼「あがっていいか?」
フラン「う、うん。」
黒狼は風呂からあがった。フランはしばらくぼーっとすることしかできなかった。
廊下を歩いているとレミリアに話しかけられた。
レミリア「どうだった?フランは。」
黒狼「挙動不審だった。疲れているんじゃないか?」
レミリア「あなたって、、、鈍感なのね。」
黒狼「ああ。攻撃に慣れてくると痛覚とか鈍感になってくるな。
レミリア「そう言うことじゃ、、、はぁ。フランも大変そうね。」
黒狼「ふむ。もしかしてそれ以外に鈍感という言葉に使い方があるのか?であるのならばぜひとも教えて欲しいものだが。」
レミリア「いや、いいわ。あなたはそのままでいいわ。」
黒狼「、、、そうか。」
黒狼は沈黙した。レミリアも離さない。
黒狼「用がないのならば俺は寝るぞ?」
レミリア「ええ。わかったわ。また明日ね。」
レミリアは別れを告げた。黒狼の今の頭の中には次の目的地が決められていた。地霊殿。そこの地形を把握しておきたい。
私が物語で結構使っているなという感覚がある単語。まあいい。だ。
そして、、、。なんか少し前(やく一、二年前)茶番劇で流れたハプニングみたいなのが少し影響を受けてしまっている。
星の飴玉?とんでもない。そんな星を飴玉感覚で食ってるの黒狼くらいだよ。他の人がその球体食べたら地球だとしても南極でしたが痛むほど凍って、山で舌を切って怪我をしてそれでも頑張って食べたらマグマで口の中が地獄になるんだもの。