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侵略開始。

黒狼の耳=ケモ耳 黒い狼の耳。

人々が寝静まった頃。吸血鬼は動き出す。とは言っても幻想郷の秩序を乱せばいくら強い吸血鬼とはいえ退治されてしまう。そのため、部屋でゴロゴロすることを余儀なくされているのだ。もちろんそうでないやつもいる。レミリアなんかは業務が忙しいらしく机に向かって書類整理をし続けている。フランは

フラン「つまんないの〜。黒狼寝ちゃったし。お姉さまは遊んでくれないし、、、。あーあ夜に動いてくれるおもちゃいないかな〜」

ふと廊下を見ると黒狼がいた。寝ていなかったのだろう。フランは目を輝かせた。

フラン「な〜んだ。起きてるじゃん。何をしにいくのか追いかけてみよ〜っと。」

フランは隠密行動をとる。黒狼を観察していると、耳がぴくぴく動いていた。気づかれたかと思ったが、そんなそぶりすら見せなかったので警戒しているのだろう。そのまま追いかけてみる。黒狼が門の辺りに来た瞬間消えた。

フラン(消えた!?)

近寄ってみると月光に照らされた糸が照らされていた。木々を支点に糸を巻き、そこに飛んで糸を足場に蹴ったのだろう。糸は一瞬だけ姿を見せたがどこかに消えてしまった。人だったのならば月に照らされた一本の細い糸を追うことなどできなかっただろう。だがフランは吸血鬼だ。黒狼が行く方向に繋げる木があまりないこの紅魔館の庭に繋ぐとしたらかなり長くする必要があったのだ。それゆえに一瞬の糸の黒い輝きがフランには方向を示されるようにわかりやすいものだった。フランはその方向に何があるのか期待に胸を膨らませていた。


黒狼は近くを探索したかった。地形を把握したかったからだ。近くには湖があった。その生態系を見るということをしたかった。夜その湖は光っていた。それも神秘的に。それもそのはずここは霧の湖。妖精たちが住んでいるいわば妖精たちの安寧の地であった。そんな世界に異物が一人、、、いや1匹入ってきた。当然警戒されるだろう。だがそんなことは気にもとめず平然と黒狼は夜の湖を歩いていた。

チルノ「やいやいやい!!あたいの住処に入ってくるなんていい度胸してるじゃんか!!あたいと勝負しろ!!あたいは幻想郷さいきょーだからな!!」

大妖精「チルノちゃん、、、前に霊夢に負けてたよね?」

チルノ「あれはノーカンだ!!あともうちょいで勝てたんだからな!!」

大妖精「だとしてもチルノちゃんが出たら相手が可哀想だよ、、、。」

と騒がしい二人がやってきた。

黒狼「なんだ?貴様らは。」

黒狼は仕事モードに切り替えていた。その圧を二人は感じ少し怖気付いていたがそれでもなお折れることはなかった。

チルノ「あたいを見て逃げないとは面白いやつだな?あたいがやっつけてやる!!喰らえ!冷凍光線!!」

チルノの必殺技を、、、

黒狼「包み込め、玉包。」

片手で能力を発動し冷凍光線が一つの青く光る玉に変わる。

黒狼「直で食うなって言われたからな。」

そう呟いて玉包を噛み砕く。うん。凍りつくような感覚に襲われる。この世界で氷の耐性を獲得したのは僥倖だ。黒狼は操糸を使い糸でチルノの首を絞める。チルノは苦しそうにしたが、、、気絶して落とされた。

黒狼「他の作品の世界に迷惑をかけるなって言われた。」

大妖精に近づく。大妖精はチルノがやられるとは思っていなかったのか酷く怯えていた。歩くように近づく。

大妖精「ひっ、、、」

大妖精は必死に逃げようとしたが腰が抜けて動けない。それでも地面に座った状態のまま黒狼から逃げようとした。黒狼から目を離すことだけはしなかった。目には涙が浮かびすでに哀れな状態だった。黒狼はそんな大妖精の姿を見ても何も思わずにただ近づいた。そしてほんの少し、軽めの威圧をした。大妖精は恐怖で気絶した。それを見て逃げ出す妖精たち。黒狼は影響が出ない程度に数十匹を糸でとらえ喰らった。これが最初の犠牲者だ。


フランがたどり着いたとき、そこはすでに惨状となっていた。フランは血がついた黒狼を見て狂気を感じた。

フラン「これ、、、全部あなたがやったの!?」

フランは暴走仕掛けていた。黒狼は一瞬で背後に回り気絶させた。

黒狼「これが俺のせいってバレるのは面倒だからな。記憶を変えさせてもらう。」

黒狼は記憶改変を行った。誰かがこの能力で無双していた。そこではそいつのせいで無法地帯となっていたのだ。黒狼はそんなことは知ったこっちゃないが依頼だったのでそいつを暗殺した。その時に喰ったので能力を手に入れた。

黒狼「ああ、血がついてるんだったな。クリーン、、、除去、、、清潔化、、、こんなもんでいいか。ああ、血に塗れるというのは1日振りだ。ほとんどそれが常だったからな。さて戻るか。」

フランに植え付けた記憶は黒狼の部屋に忍び込んで遊ぼうと思ったが寝ていたので一緒に寝た。という改変だ。高校生としてどうなの?という疑問。最もだ。だが狂人かつ常識知らずにそれを聞くのは間違いである。

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