知り合い
予選の翌日、今日は本戦第1試合と第2試合をやる日だ。
会場に入ると、すごい熱気でそしてうるさかった。
まあいいか。
会場に入り、しばらくすると、会場に司会の声が響いた。
ちなみに、この世界には、拡声の魔導具がある。
まあ、要するにマイクとスピーカーだ。
『お待たせしました!ついに本戦当日!皆様も楽しみにしていたことでしょう!今大会は司会は私リン、そして解説はあの元Sランク冒険者『剛腕』のゴンザエモン様に来ていただきましたー!』
え!?
来てんのあの人?
いきなり知ってる人の名前が出たからびっくりした。
『フフフ。ゴンザエモンじゃなくてリーシャよン。そこのところ間違えないでねン』
『そうでしたね!失礼しました!』
『フフフ。分かればいいのよ』
『さて、ゴンザ……じゃなかったリーシャ様、この大会、どう見ますか?』
『そうねン。やっぱり注目しているのは本選出場者がほとんどSランク冒険者の中で、勝ち残ったAランクのグラデちゃんととBランクのシャドウちゃんの2人ねン』
『やはりそうですよね!今までの大会では、Sランク冒険者以外が本戦に出場したという記録は少ないです。やはり注目ですね!それでは、本選を開始しましょう!』