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海釣り その2

 釣りを始めてみたものの、全然釣れない。


 まあ、初めての釣りでたくさん釣れるなんてことはありえないと思っていたけど、流石にここまで釣れないとは……。


「お!かかったぞ!」


 そんなことを考えていた時、瑠璃の釣り糸に魚がかかったようだ。


 瑠璃はその後、特に苦もなく魚を釣り上げた。


 それは、5本の角があって、全身が鎧のような鱗に覆われた1メートルほどの大きさの魚だった。


「でかいな!初手からこんなの釣るなんてすごいじゃん!」


「うむ♪」


 瑠璃はすごく嬉しそうに笑った。


「おお!大物だな!」


 アルフォルドさんがすごく驚いた様子で声をかけてきた。


「そうですね」


「もし、今日もうちの宿に泊まるならこの魚夕食にできるけど、どうする?」


「あ、そうなんですか?」


「ああ」


「そう……ですね……、瑠璃、どうする?」


「うむ。良いかもしれぬな」


「じゃあ、お願いします。あ、後1週間ぐらい泊まろうと思います」


「そうか!ところで、この魚は、どんな料理にしたい?なんでも言ってくれ」


「この魚って、どんな料理にしたらおいしいのだ?」


「そうだな、この魚はフライがうまいぞ」


「では、それにしようか。ククも良いか?」


「うん。瑠璃が釣った魚だし、瑠璃が食べたいのでいいよ」


「フライにしても、余るとは思うから他の料理も作れると思うぞ?」


「なら、それは任せる。おいしければ問題ない」


「よっしゃ、任せとけ」


「夕食が楽しみだなクク」


「そうだね」


 ちなみに、この後瑠璃は何尾か釣ったものの、オレは釣れなかった。


 何故だ!!!



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