表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/246

海竜亭

「らっしゃい!」


 『海竜亭』に着くと、ザ・海の男といった感じの男がいた。


「泊まりたいんですけど、部屋あいてますか?」


「おう!宿泊客か!あいてるぞ!アタッ」


  後ろから現れたちょっとぽっちゃり気味の女性がいきなり男の頭を叩いた。


「あんた!お客さんに対して、なんだいその言葉遣いは!」


「んなこと言われても丁寧な言葉使いなんてできねえのお前も知ってるだろ!」


「ちょっとは努力したらどうなんだい!ええ!?」


 夫婦喧嘩か?これ……。


「おっと、お客さんをずっと待たせちゃ悪いね。私はアンナ。このバカ、じゃなかったアルフォルドの妻です。ごめんなさいね。このバカ口調が荒くて……」


「い、いえ。大丈夫です」


「そう?ならいいんですけど……。あ、それよりも宿泊でしたね。一人一泊朝夕食付きで銀貨3枚で、前払いになりますが、よろしいですか?」


「はい。大丈夫です」


 オレはオレと瑠璃の分の銀貨6枚を払った。


「宿泊期間をのばしたいときは、またその都度払うのでいいですか?」


「ええ。大丈夫ですよ」


「あ、ところで、海釣りがしたいんですけど、船を出してくれる人って知りませんか?」


「それなら、うちのが出してますよ。別料金がかかりますけど」


「ちなみにいくらですか?」


「一人銀貨1枚です」


「じゃあ、お願いします」


「はい。いつ出します?」


「えっと明日の朝食後でも大丈夫ですか?」


「ええ。大丈夫ですよ」


「じゃあ、それで」


 その後すぐに泊まる部屋に案内してもらった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ