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味は覚えていない
一通り、温泉街を見て回り、『妖精の羽休め』に戻ってきた。
「楽しかったなクク!!!」
「そうだね!」
温泉街を見て回りながら、次に明日以降行きたい店にも目星をつけた。
まだまだ楽しめそうだ。
ひとまず、飽きるまでこの街にいることにした。
「さて、夕食までには時間がありそうだし、部屋の温泉にでも入るか?」
「おう、そうだね。先に入ってきていいよ」
「ん?何を言っておる?一緒に入るぞ」
「え?」
「恋人なのだし、問題なかろう?」
「いや、そうだけど」
というわけで、一緒に入った。
何がとは言わないけど、すごかった。
夕食は、豪華な懐石料理が出たけど、味は覚えていない。
温泉の入浴シーンを書くか迷ったのですが、どれぐらいがアウトなのか分からなかったため、書かないことにしました。もし期待されていた方がいたらすいません。