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花妖精の間
ふむ。
なるほど。
独特ってこういうことか。
特に気にならないし問題ないな。
「どーもぉ。ワタシはこの旅館の女将のリーシャっていうの。よろしくねン」
神眼で見たステータスにはゴンザエモンって書いてあるんだけど!?
「Bランク冒険者の九喰です」
「瑠璃だ」
「ククちゃんにルリちゃんね。よろしくねン」
「えっと、泊まりたいんですけど、部屋あいてますか?」
「ええ、あいてるわよン」
早速部屋に案内してもらうことにした。
ちょっと歩くと一つの部屋の前で泊まり、
「ここがあなたたちに止まってもらう『花妖精の間』よン。ゆっくりして行ってねン」
「はい。ありがとうございます」
部屋に入ってみると、結構広く、驚いた。
ちなみに内装は日本の旅館そのものだった。
受付のお姉さんが言っていた通り、温泉もあった。
しかも、結構広い。
後、朝夕食付きらしい。
これが金貨10枚なんてめっちゃお得だな。
九喰たちを案内した後、ゴンザエモンは……
「ワタシが本能的に恐怖を感じるなんて、いつぶりかしらン?」