表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/246

試験開始

 オレと瑠璃は、冒険者ギルドの地下にある修練場に来ていた。


 試験はここで行うようだ。


「さて、じゃあ今から俺と一対一で戦ってもらう。順番はそっちで決めてくれていい」


 そう、ヘーロさんが言ってきたので、


「どうする、瑠璃?どっちから行く?」


「我はどちらでも構わない」


「そっか、じゃあ、オレから行こうかな」


「うむ、頑張れよ」


「一つ言っておくけど、本気は出さないぞ?オレたちの目的はあくまで冒険者になることであって、目立つことでも、相手を殺すことでもないからな?」


「分かっておる」




「決まったか?」


「はい。オレから行きます」


「よし、それでは、試験を始めよう」


 



 オレとヘーロさんは向かい合って木製の武器を構えた。


 オレは刀で、ヘーロさんは大剣だ。



「それでは、試験、開始!」


 受付のお姉さんの合図で、試験が始まると、いきなり結構な速さで、ヘーロさんが斬りかかってきた。


「っと!」


 これ、普通の人だったらこれだけで多分終わるぞ?


 まあ、いいや、このまま少し攻撃を受け流しながら負けよう。


 Aランクに勝ったとなったら騒ぎどこじゃないし。


 この試験は負けてもそこそこのランクにはなれそうだし。


 そんなことを考えながら、オレはヘーロさんの大剣を受け流し続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ