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町へ
オレたちは、町に着いた。
「おー、結構大きめの町だね」
「うむ。確かに、大きく見える」
「あー、確かに、竜の姿だとそこまで大きく見えないか」
「うむ。この姿で町を見るのは初めてだ」
「そっか」
オレたちは、そんな会話をしながら町に入る人たちの列に並んだ。
オレたちの番になると、身分証の提示を求められた。
住んでいたところが田舎すぎて持ってないと言うと、犯罪者かどうかを判断する水晶に触れるように言われた。
触っても、特に反応はなく、町に入るためのお金を払って町に入った。
ちなみに町に入るためには銀貨10枚が必要で、身分証があると必要ないらしい。
あ、お金は盗賊から快く譲ってもらった。
お金もらっていいか聞いたら反応なかったし、いいと判断した。
盗賊は息してなかったけど。