旅行へ
観光旅行編は少し長くなりそうだったので、複数の章に分けることにしました。この4章は、観光旅行編の序章のような扱いで、他の章と比べても短いです。
そういえば、セリフの最後に『。』っていらないかと思ったので、今回から外すことにしました。
ひとまず、旅行先は、人間の国からに決まった。
理由は単純。
おそらく、戦争は人間が負ける。
だから、観光どころじゃなくなるだろう。
だから、今のうちに観光しておくことにしたんだ。
魔族の国は、多分戦争後も観光できるだろうし。
そんなわけで今は旅行の準備だ。
「ねぇ、瑠璃」
「どうした?」
「この世界ってさ、お金ってどんな感じなの?」
「ああ、確か、人間の国では、石貨、鉄貨、銅貨、銀貨、金貨があったな。それぞれ10枚で一つ上の硬貨になって、確か石貨1枚ぐらいで安いお菓子一個が買えるぐらいだったはずだぞ」
「そんなんだ。ところでさ、街に入るのにもお金いるかな?」
「ああ、どうであろうか?我、街に行った時は大体滅ぼす時であるし」
「そっか、なら一応持って行ったほうがいいか。でも今お金ないんだよな。どうしよう?」
「ああ、ならば人間の盗賊から奪えばよかろう?」
「ああ、それもそうだね」
そんな会話をしながら、旅行の準備をし、そしてついに準備が終わった。
ちなみに、今の服はダンジョンの力で作ったこの世界の一般的な服だ。
「じゃあ、行こうか?」
「うむ!」
石貨1枚→10円
鉄貨1枚→100円
銅貨1枚→1000円
銀貨1枚→1万円
金貨1枚→10万円
のイメージです。