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召喚された者、そして……

〈三人称視点〉


 彼らの教室には、常に虐められている者がいた。


 狐宮九喰(こみやくく)という名の彼は、白髪と低身長が特徴の暗い少年だった。


 彼らは、そんな九喰を虐め、ストレスを解消していた。


 そんなある日、いつものように虐めていた九喰が頭から血を出した。


 しかし、彼らは、それを気にすることもなく、九喰が死んでいることにすら気づかずに、ホームルームを始めた。


 そんな時だった。


 いきなり教室の床が光だし、気づいた時には、見知らぬ豪華な教会の中にいた。


 彼らは、そこで、魔族、そして『魔王』を倒すために召喚された勇者であると言われた。


 彼らは歓喜した。


 大きな歓声をあげている者もいた。


 しかし、彼らは気づいていなかった。


 すぐそこに、彼らにとっての絶望が存在していることに……………。


 狐宮九喰という名の絶望が。






 薄暗い、不気味な部屋に、1つの人影があった。


「『竜王』そして『災竜』を倒すほどの力を持つ存在が現れましたか……………。まぁ、イレギュラーではありますが、問題はないですね。『亜神』には至っていそうですが、まだなんとかなる範囲です。計画に変更は無し、このまま続けましょう。………………………………………ああ、早くお会いしとう御座います。我らが神よ!アハハハハハハハハハハハ!!!」


 人影は嗤う。


 狂ったように。


 嗤い続ける。


 

 これで3章完結です。次の4章では、九喰たちの観光旅行編を書くつもりなのですが、明日、登場人物紹介を投稿した後、しばらく投稿を休みます。また再開した時に、読んでくださると嬉しいです。

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