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災害会議へ
「なるほど、そうなんだ。ということは、神話級ダンジョンのことは、創造神に聞いたってこと?」
「うむ。そうである。」
「にしても、この世界がそんなとこだったとはね。」
「まぁ、驚くだろうな。自分のいる世界が昔そんな恐ろしいところだったなんて。」
「まぁ、神による虐殺がどうとかどうでもいいけど。」
「そうか?」
「ああ、それより、その神が復活とかしたら怖いかな。」
「よほどのことがない限り大丈夫ではあるはずだが、もう何万年も前だからな。封印が弱まっていないとも限らん。」
「だよね。」
憂鬱が増えた。
あのジジイまさか、この世界で俺に何かさせようとしてんのか?
いや、ないか?
分からん。
考えても仕方ないか。
「それで、結局、『災害会議』には行くの?」
「ああ、行くか。ククのことも紹介したいしな。」
「あ、オレも行く?」
「もちろん!ククを連れて行った時の『竜王』の顔も見たいしの。」
「よし、そうと決まれば行こうぜ。今すぐ!」
「うむ。」
オレと瑠璃は『災害会議』に出発した。