表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
240/246

其の弐拾参 愚か者に絶望を 壱

 『六道』の力は、大きく分けて2つある。


 1つは、今までも裏玖(リク)が使っていた『現世顕現』そして、もう1つは……


「『魂内顕現』『修羅道』『開門』」


 『魂内顕現』、それは、(世界)へと繋がる門を自身の魂の内側に顕現させ、その道の能力を扱えるようになるというもの。


 『修羅道』の能力は、極めて単純に、身体強化である。


 しかし、その身体強化は通常のものとは次元が違う。


 『修羅道』の身体強化、それは、修羅がごとき身体能力を元の身体能力に掛け合わせるというものだ。


 そう、つまりこの身体強化は、『(足し算)』ではなく『(掛け算)』である。


 神へと至った理玖の身体能力は元からありえないほど高く、神力を使わずとも世界を滅ぼすことが可能だった。


 それに、修羅がごとき身体能力を掛けるのだ。


 それは、明らかに蛇の神に対して過剰な強化であった。


 しかし、だからこそより大きい絶望を与えられる。


「死ね」


 裏玖は、そう言うと、何もない空間を指で弾いた。


 次の瞬間、蛇の神の体に風穴が1つ空いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ