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「ホッホッホッ!!!いやー負けたわい!!!」


 首だけになった創造神が、愉快そうに笑った。


「勝っ……た……?」


「うむ!お主の勝ちじゃ!!!」


 勝てた……勝てた……勝てた!!!!!


 ああ、楽しかった!!!


「それにしてもこんな姿になってしまうとはな。これでは再生に時間がかかるのう」


「普通だったらそもそも再生できないんだけどな。概念を喰たっんだから」


「ホッホッホッ!なーに新しい肉体を創造すれば良いだけじゃ!!!と言っても、『理から外れた魂』の器となる肉体を創るのは相当時間がかかるがのう」


「そっか」


「うむ!まあ、流石に魂まで喰われてあったら、儂も死んでいたがのう」


「お前は、オレの性別を変えやがったが、オレをあの世界に転生させてくれた恩人でもあるからな。流石に殺さない」


「ホッホッホッ!!!それにしても、流石に儂も熱くなりすぎたのう。冷静さを失ってあった」


「だろうな。創造神が冷静だったらオレは簡単に負けていた」


「そうかもしれぬのう。じゃが、勝ったのはお主じゃ。誇れ!!!お主は儂に勝った2人目の存在となったのじゃからな!!!」


「2人目?」


「うむ!もう1人の名は『玖音(クオン)』。お主の先祖じゃ。まあ、玖音がお主の先祖の名だと言うことは薄々勘づいていたじゃろう?」


「まあな。それじゃあ話せ。玖音について」


「それは良いが、まずは瑠璃に無事な姿を見せてやれ」


 創造神のその言葉が終わると同時に、瑠璃が超スピードで飛んできて、オレに抱きついた。


「クク!!!!!無事か!?」


「無事だよ。大丈夫」


 オレがそう言うと、瑠璃は、安心したように深く息をついた。


「良かった」


「ごめん。心配させちゃったみたいだね。約束したのに……」


「いや、良い!!!今回だけ許す!!!しかし、もうこんな無茶な戦いはするな!!!!!次に父と戦うのは、ククがもっと強くなってからだ!」


「創造神と戦うこと自体はやめなくていいの?」


「うむ!父と戦っておる時のククは楽しそうであったからな!ククから楽しみを奪おうとは思わぬ!!!!!」


「そっか……ありがとう!!!!!」


「うむ!」


 瑠璃との会話が終わると、創造神がため息混じりに口を開いた。


「イチャイチャは、帰ってからせい……。それでは、話すとしようかのう。儂の好敵手にして、親友であった存在……玖音について」

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