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『九尾』VS『創造神』 その7

 創造神(ジジイ)の攻撃が、どんどんどんどん強くなり、オレは防戦一方になっていた。


「クソッ!!!がぁ!!!!!」


 なんとか創造神の刀を押し返し、攻撃に転じる。


 しかし、


「いいのう!!!そう来なくては!!!!!」


 創造神はそう言い、さらに攻撃を鋭くする。


 オレの体にはいくつも切り傷がつき、『虚』を纏い直す速度も遅くなる。


 息も切れ、目眩もしてきた。


 ああ……死にそう。


 なのに……オレは笑ってる。


「アハッ!!!……アハッ!!!……アハハハハハハハハハハ!!!!!」


 もっと戦いたい。


 この戦いを……終わらせたくない!!!


 でも、それじゃあダメだ。


 このままじゃ、オレのせいでこの戦いは創造神にとってつまらないものになる。


 こんなに良い好敵手を見つけたんだ。


 オレとの戦いがつまんないものだと、思われたくない。


 だからこそ、オレがバテる前にこの戦いは終わらせる必要がある。


 そのためには、オレが一矢報いて勝つしかない。


 落ち着け……隙を探せ。


 勝つためにオレがすべきことは、創造神のあるかも分からない隙を探すことだけ。


 隙を見つけられなければ、オレは負ける。


 そんなのは嫌だ。


 隙……どこだ?


 どこにある?


 ……………ん?


 あれ……………?


 待てよ……ハハッ!!!


 あるじゃないか!!!


 大きな隙が!!!


 創造神は、今オレとの戦いを楽しんでいる。


 おそらく、創造神は久しぶりに楽しい戦いができているんだろう。


 だからこそ、それが隙だ!!!


 戦いを楽しみすぎるあまり、攻撃一つ一つが大振りで、技術なんてお構いなしに刀を振っている。


 なら、破壊神の時みたいにオレは技術で勝てばいい。


 創造神が冷静だったなら、技術も創造神の方が上かもしれない。


 オレは、創造神と比べると弱い。


 でも、今回だけは……勝たせてもらうぞ!!!!!


 

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