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『九尾』VS『創造神』 その4

 出現した陣から大量の漆黒の珠が出現した。


 珠は、一つ一つが世界を滅ぼせるほどの力を持っていそうだ。


「ハハッ……!なんだよそれ……創造神より破壊神の方が似合ってるんじゃないか?」


「そうかもしれぬのう?」


「まぁ、いいや!『(まとい)虚狐(ココ)』」


 オレは、すぐに『虚狐』を発動した。


 理から外れたことで、オレの『虚属性』の制御技術も向上し、今では滅ぼすものと滅ぼさないものをわけることもできるようになっていた。


 だからこそ、今は代償なしで『虚狐』を使える。


 そして、さらに……


「『虚刀(ことう)』」


 『悪食の刀』にも『虚』を纏わせ、攻撃力を上げる。


「ほお、素晴らしいのう。その『虚属性』……儂の『無属性』と似ておる」


「そうだな。確かに似てる」


「では、ちゃんと防げるのだろうな!!!!!」


 創造神のその言葉と共に漆黒の珠が光速を軽く超える速度でオレに迫った。


 それを『悪食の刀』で斬り伏せ消滅させながら、反撃の機会を探る。


 それにしても、この『無還ノ黒珠(ニグルム)』とかいう真術……めっちゃ厄介だ!


 少しでも纏う『虚』の量を減らせば一瞬で『悪食の刀』もオレも無へと還ってしまいそうだ。


「これも防げるようで安心じゃ。ならば、これも防いでみせよ!もっともっと儂を楽しませよ!!!!!」


 創造神農育放つ圧が急激に強くなり、濃密な『無属性』の真力が溢れ出す。


「『無還ノ紫衣(ウィオラーケウム)』『無還ノ白刀(アルブム)』」


 その言葉と共に創造神が身に纏っていた純白の衣が濃い紫色になり、刀が純白の光を放ち出した。


 そして次の瞬間、創造神の姿がかき消えた。

 

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