創造神の元へ
この100年だが、オレは何もしていなかったわけではない。
常に、創造神の居場所を探知範囲を広げ続け、探っていたのだ。
そして、ついに見つけた。
創造神らしき存在がいる場所を。
これから『次元喰い』を使い、そこに行こうと思うのだが、1つ問題がある。
それは、瑠璃との誓いだ。
オレはもう2度と瑠璃を不安にさせるようなことはしないと誓った。
だから、もし、創造神の元へ行くこと自体が瑠璃を心配させてしまうとすれば、オレは創造神の元へは向かわない。
というわけで、とりあえず瑠璃に相談した。
すると、あっさりOKがでた。
なんでも、創造神ならばオレを殺すようなことはしないだろうとのことだ。
あと、自分も連れて行ってくれとのことだ。
そういえば、瑠璃を創ったのって創造神だったな。
あれ?
これあれか?
義理の親への挨拶も兼ねることになるのか?
……あいつが義理の親はなんか嫌だな。
まあ、いいか。
それより、瑠璃から許可が出たことだし、早速向かうとするか!!!
「『次元喰い』」
オレのその言葉と共に、オレと瑠璃の目の前にワープホールが出現した。
「それじゃ、行こうか?瑠璃」
「うむ」
瑠璃と言葉を交わし頷き合い、オレと瑠璃は手を繋いでワープホールに入った。