表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
188/246

『不明』VS『破壊神』 その6

 全身から力が溢れ出す。


 でも、それと同時に、ありえないほどの激痛がオレを襲う。


 早く決着をつけた方が良いな。


「すごいね。その力……でも、苦しそうだ」


「どうだろうな?」


 『虚属性』は、全てを崩壊させる属性。


 その力を纏うことで大幅にパワーアップできるが、長く纏い続けると、オレの肉体も崩壊する。


 オレは、神になってまだ少ししか時間が経っていない。


 こいつは、ずっと神で、オレよりも圧倒的に強いんだろう。


 多分、『虚狐(ココ)』の状態でもこいつより弱い。


 だから、少しでもオレに有利な場所にこの戦場を変える!!!


 そのために……


「『空間喰い』!!!」


 空間を喰らって破壊神が動きにくい場所にする。


 『空間喰い』で空間を喰うと、その場所に『虚無』ができる。


 『虚無』は、その周囲に空間があると、その空間ごと空間の中にあるものを吸収する。


 準権能の時の『空間喰い』では、ある程度周りの空間を吸収すると、『虚無』は、なくなっていた。


 しかし、権能となった『空間喰い』では、オレが閉じない限り、『虚無』は、なくならず、無制限に周囲の空間とその空間の中にあるものを吸収し続ける。


 『虚無』は、『虚無』を吸収しない。


 『虚属性』には、『虚無』と同じような性質がある。


 そのため、『虚属性』を纏っているオレは『虚無』に吸収されず、自由に動き回れる。


「なるほど……これは……少し動きにくいな」


 周囲に大量の『虚無』を作った。


 そのため、破壊神は『虚無』に吸収されるのに抗いながら戦う必要ができた。


「まあ、少し動きにくい程度で、戦いに支障はなさそうだ」


 破壊神は、そう言うと、一気にオレに迫った。


「確かに、お前ならこの空間でも動けるだろう。でも、お前の動きを少し阻害するだけでオレは、お前の動きに対応できる!!!」


 『悪食の刀』と破壊神の剣がぶつかり合い、世界を震わせた。


「なるほど、厄介だ」


「褒めてくれて嬉しいよ」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ