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『獣王』VS『震界』 その3

〈三人称視点〉


 彼は、先代獣王国国王によって作られた。


 先代獣王国国王は、最強の獣人を作ることを目標に、実験を繰り返していた。


 そんな実験の中で彼は産まれた。


 彼はまさに先代獣王国国王が望んだ最強の獣人だった。


 しかし、その姿があまりにも異質だった。


 他の獣人の大半は彼を受け入れなかった。


 それでも、彼を受け入れてくれた者も居た。


 しかし、そんな受け入れてくれた者たちも疎まれるようになった。


 だから、彼は、自身の姿を変えた。


 しかし、それによって弱体化してしまった。


 それでも、彼は獣人の中では最強だった。


 彼は『災害指定』となり、先代獣王国国王の死後、国王の座に着いた。


 彼の名は、ガツク。


 災害指定、『獣王』の二つ名を持つ男。




……………………


……………


……




 「『真姿解放』」……。


 その叫びと共に、ガツクの体を光が包んだ。


 そして、その光が弾けた時、そこには、あまりにも異質な姿となったガツクがいた。


 多耳、多眼、多腕、多尾の怪物。


 耳も眼も腕も尾も、何一つとして同じ形状のものがない。


 まさに『合成獣(キメラ)』と呼ぶに相応しい。


 そんな姿だった。


「フハハッ!それがお前の本気か!?!?!?面白そうだ!」


 モートゥは、そう言うと、ガツクに殴りかかった。


 

種族紹介

合成獣人(キメラ・ノイド)

 実験の末に生み出された最強の獣人。その姿は多耳、多眼、多腕、多尾の怪物である。

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