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VS人影 その3

〈三人称視点〉


 人影の拳が鋭くルリの腹に衝撃を走らせた。


「グッ……ア」


 ルリは腕で防御をしたはずだった。


 しかし、人影の拳はルリの腕をすり抜け、腹に直撃した。


「厄介な……」


「褒め言葉でございますね」


「厄介だが、それでもお主はここで止める!ここで殺す!」


「フフ、精々頑張ってください」


「いわれなくとも!そのつもりだ!」


 ルリが人影に殴りかかるが、それは人影の体をすり抜ける。


 そして人影の攻撃は全てルリに当たる。


 それが繰り返され、しばらくするとそこには、ルリは満身創痍になり、人影が無傷でルリを見下ろす光景が、あった。


「やはり無駄な足掻きでしたね。それでは、あなたの魂も贄とさせていただきましょう」


 人影がルリにそう言うと、


「フッ、無駄ではない!時間を稼ぐことができたのであるからな!」


「何?」


「我は一度も、お主を殺すのは我だと言っておらぬぞ!」


「何?……まさか……!!!」


 次の瞬間、ありえないほどの重圧を……殺気を放った狐が現れた。


「瑠璃に何してやがる!!!!!」

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