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瑠璃の元へ
復讐は一旦中止して帰ることにした。
ちなみに、今いるここは『無限収納庫』を応用して創った異空間だ。
「さて、じゃあオレは一旦帰るから。あ、でもまた来るからね。完全に壊れないようにちょうど良い感じに定期的に壊しに来るから。またね」
オレは、勇者たちを異空間に閉じ込めたまま元の世界に戻ってきた。
ちなみに、あの異空間ではどれだけ飲み食いをしなくても死なない。
だから、安心しておいておける。
さて、瑠璃はどこかな?
『神眼』を発動し、瑠璃を探す。
……………。
なんだ?
これ?
瑠璃は見つけることができた。
場所は魔族と人間の戦争の戦場の上空。
瑠璃は……ボロボロになりながら、何者かと戦っていた。
どうなってる?
オレが復讐してる間に何があった?
もっと早く復讐を切り上げるべきだったか?
いや、今はそんなことを考えるよりもすぐに助けに行かないと!
オレは『無制限転移』ですぐに瑠璃の元に転移した。