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愚竜 その4

〈三人称視点〉


 『竜王』ドラクルスのユニークスキルは『支配』。


 それは、ありとあらゆるものを支配し、操るスキルである。


 そして、その支配は生物以外にも通用する。この世界に存在するものであれば大体のものを操れる。


 そんな、規格外のスキルである。


 唯一の欠点は、自分より格上の相手、そして、格上の者が放った術などには効かないことだ。


 対して、『災竜』ルリのユニークスキル『掌握』の効果は、『支配』と似ているものの、ククの放った神術を掌握し支配下に置いたことからも分かる通り、格上、そして格上の放った術に対しても有効だ。


 つまり、『支配』はあくまで『掌握』の劣化スキルでしかないということ……。


 ドラクルスは、それに気づかず、『掌握』よりも『支配』の方が上だと過信して、ルリに挑んだ。


 ドラクルスは、魔法も身体能力も技術も、そしてスキルも全てにおいてルリに劣っている。


 そんなドラクルスがルリに勝てるだろうか?


 答えは簡単。


 否だ。




「どうした?無様に逃げ回ることしかできぬのか?それが『竜』の王とは、聞いて呆れると思わぬか?……逃げるのに必死で聞いておらぬか……」


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