表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/10

第三話

被告・・主文・・被告を死刑にする

理由 〇〇にて、無差別殺人・・・その他多数の



・・・


「ニュースです。連続殺人犯、〇〇アギト死刑囚は本日、刑を執行されました。日本史上最多の被害者を出した痛ましい事件で・・・」


・・・・ううん。俺は死んだのか?


「「「ようこそ、おいで下さいました。勇者様!」」」


俺が、勇者だと、何かの間違えか。笑っちゃうぜ。

でも、まあ、いいか。情報がわかるまで、大人しく言うことを聞いてやるか。


デルタ王国に、約50年ぶりに、勇者が現れた。


対魔族戦において、死傷者を多く出していた。

国軍の死傷者数が減へると大いに期待された。女神信仰圏では、勇者召喚魔法は禁じられている。


「ねえ、王女ちゃん。好きだ。俺と付き合ってくれ!」


ピピピピーーー


「姫様!お下がり下さい!勇者殿、姫様はまだ10歳でございますよ!」

「ヒィ、魅了魔法を使っている警告音が魔道具から発しているわ。貴方、嫌らしいことをする気ね」


「ええ、バレたか」



「勇者殿、剣の練習の時間です」


あれ、これ、風の魔法とか使えば、簡単に勝てるじゃん

エイっと


「グハァーー」


おお、胴体から真っ二つだ!


「!!!勇者殿、これは剣の地力を付ける訓練でございます。相手を殺すとは何事ですか!!」


「貴重な犠牲アザス!アハハハハ」


・・


「「「・・・・・・」」」



・・・


「陛下、あの勇者おかしいです・・調べた方が」


「宮廷魔道師長よ。貴殿、勇者召喚魔法を行ったな。正直に申せ。死刑にはしないぞ」


「・・・はい、禁断の勇者召喚魔法を・・行いました。言うまでもなく、勇者召喚は女神様の御意志、女神様の御意志で、召喚の間に、勇者様が現れるのですが、昨今の魔族戦の情勢が思わしくなく、我が魔導師団も多く亡くなりました。秘密裏に過去の文献を探し当てて、志を同じくする者で、行いました・・」


「何と、・・宮廷魔道師長は牢へ。後任は、若手ナンバーワンのイザベル嬢がよかろう」


そして、魔族との講和成立、聖王国の聖女を中心に、魔王と結ばれた。


宰相は意見具申をした。

「陛下、進言します。あの勇者は訓練や勉学もせずに、メイドや侍女をクドキまくってます。幸い対魅了魔道具があるので、事なきを得ていますが、王宮に娼婦を呼んでいる状態です。早急に処分するべきです!」


「陛下、勇者殺しの兵器を復活させます。ドワーフ族の名工と、勇者殺しの兵器使いの末裔を探しています。王城に閉じ込めている間に、復活させるのです」


新たに、宮廷魔道師長となったイザベルは具体的な方法を意見具申した。


「早急に掛かれ」


「「御意」」



・・・・


勇者アギトは偶然聞いてしまった。

はっ、勇者殺しの兵器あるの?ヤベ、少しやり過ぎたか?


「オース、陛下、俺、ちょっくら冒険者ギルドで修行をしているぜ!ハハーー」


「待たれよ。勇者殿よ」




・・・


「・・・城を出てしまったか。その間に、早急に、勇者殺しの兵器を復活させよ。それまでは各領主には、様子を見るように伝達せよ」


「「御意」」


しかし、悪報が次々に届く。

地方の領主一族、勇者との戦いで戦死。勇者は世直しをしたと言ってますが・・今は領主館を拠点にしてます。


勇者殿、聖女を探していると称して、村の若い女たちを全て、聖女として連れて行ったと報告が、相次いで


勇者殿が使った金子の請求が、山のように届いてます。



そして、


「陛下、勇者殺しの兵器の目処が立ちました。ドワーフ族の協力と、50年前の勇者の末裔アキタ殿が見つかりました」



「うむ。人族、史上初の勇者討伐を、余の名で出そうぞ。余が全ての汚名を被る」


「「御意!」」


アリサが、勇者グループの剣聖を殺した日、遂に、念願の勇者討伐が発令された。




最後までお読み頂き有難うございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ