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恋色の蝶々 第2章  作者: 峰金良介
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2話Part2 部活動見学の計画

 入学式が終わり、今後の予定なんかをホームルームで伝えられると、高校生活1日目はあっという間に終わりを迎えた。2、3年生の教室の電気は消え、現在校舎内には新入生とその保護者、教職員しかいない。

「紗桜ちゃんお疲れ~」

「お疲れ~」

さっき知り合ったばかりの有希が、友達を引き連れて私の席の所に来る。

「この子は墨沢稀(すみざわほまれ)ね」

「紗桜ちゃんだよね?よろしく!私のことはまれって呼んで~」

「よろしくね、まれちゃん」

ポニーテールの有希に比べて、ショートヘアーのまれちゃんはおとなしげに見えた。

「紗桜ちゃんは陸上部希望なの?」

「う~ん、まだ微妙……入るなら陸上部だけど」

団体スポーツもできなくはないだろうけど、何をやるにも1からになってしまうし、春風希先輩と似て、得意なことが走ることしかなかったからという理由で陸上部に入っていたので、今更球技等をやろうという気は起きていなかった。

「まれ~部活見学っていつからだっけ~」

「ん~と、確か明後日からだったかな?」

「ねえまれちゃん、今日は部活とかしてないんだよね?」

「うん、2年生以上は午前中で帰ってるからないみたいよ」

「ふ~ん」

ということは、当然春風希先輩も今は家に帰っているだろう。部活動見学のこととか聞いといたらよかったな……

「それで、紗桜ちゃんは陸上部の見学行くの?」

「え?あ、ま、まあ行こうかな……」

「じゃあ決まりね!」

春風希先輩のことで頭がいっぱいな中、部活動見学を3人で回ることが決定してしまった。まあ、一応行っとこうかなとは思ってたからいいんだけどね……

「じゃ、帰ろっか!」

「うん」

私は先に荷物を持って教室を出ていく2人の後ろに続いて、1年2組の教室を後にしたのだった。


[Part3に続く]

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