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那朗高校特殊放送部!

那朗高校特殊放送部~部活動紹介編~

作者: 那朗高校特殊放送部

部長の紅葉です。

初回なので、今回はただの自己紹介です。

私は紅葉黑音(あかばくろね)


日本のとあるところにある高等学校、那朗高校で特殊放送部という部活動の部長をしています。

特殊放送部とは、現在8人の部員たちでバーチャルYouTuber的な活動をする部活動…


と言われれば聞こえはいいのですが、実態は放送部とは名ばかりで、

やっている事は適当に部員達が集まって、

雑談や茶番的な事をしてそれを動画にして投稿しているだけなのですよね。


まぁ、それもまたバーチャルYouTuberの在り方の一つと言われればそうなのですけれど。




小説という形で投稿するのは初めてなので、特殊放送部の部員の紹介でもしておきましょうか。

本当は投稿された動画などを見ていただきたいのですけれどね。


あ、そうそう、ここでの紹介は部活動としての紹介にしたいので、

性癖とか、そう言う事は語りませんよ?個人的にも。




挿絵(By みてみん)


まずは私、部長の紅葉黑音です。


この特殊放送部の創部者にして部長、全体の運用や動画の編集作業などを担当しています。

…っていうとなんか凄そうですけど、結局の処、矢面に立って雑用しているだけですね。

性格としては、大人しく、丁寧で、心配性。と言う評価を受けています。


趣味はゲーム。

特にRPGやアクションゲーム辺りが好きですけど、それが動画に反映されたことはほぼないです。


視力が良くないので眼鏡をかけていますが、コンタクトは怖くて手は出せていません。

髪型をツーサイドアップにしているのは個人的な趣味です。昔からずっとそうでした。


他の部員達と比べて、ちょっと太ってるような気がするのが最近の悩みです。




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次は、白金春人(しろかねはると)君。


私の一個下の後輩で、創部者である私の次に入部してきた生徒の一人です。

真面目な性格が災いしてというかなんというか、部内では貧乏くじを引きがちですね…

その立ち位置でいいのかは、本人のみぞ知る、というヤツです。

私と同じく趣味はゲーム。

ただ、好きなジャンルはレースゲームやシューティング、ソーシャルゲーム等、少し嗜好は異なるみたいです。


部活動の掛け持ちはしていませんが、アルバイトはしているようです。



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お次は倉井雪絵(くらいゆきえ)さん。


私のクラスメイトにして幼馴染。

特殊放送部には、私が居るからという理由で入部してきました。

物怖じしない発言と口調が特徴的な、自由主義な女子生徒です。

でも、根は真面目で、校則はきっちり守りますし、制服を着崩したりとかはしていません。

運動神経は並で、勉強は出来る方なので、学校の成績は良いですね。


趣味はネットサーフィンとホラーゲームらしいです。

本人曰く、全く役に立たない程度の霊感はあるとか。


幼馴染故に、倉井さんのヒミツとか過去とか、色々知っては居ますけど、

本人に止められているので、ここでは話しません。


とはいえ、私から見ても謎の多い生徒だと思います。

私にも恋愛の話とかはしてきませんしね。



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4人目は夏輝海(なつきうみ)さん。


私と同級生の女子生徒で、趣味はコスプレ、いつもハイテンションで部のムードメーカー。

趣味故にゲームとかアニメとかも好きではありますけど、なんとなく生きている世界は違う気がする部員です。

運動神経は良い方で体育では輝く姿を見せてくれますが、勉強の方はからっきしで、

良く再テストを受けさせられています。

部活動が勉強会になる事もしばしば…


自分のルックスに自身があるようで、割と見せたがりな性格だと思いますね…

何せ制服のスカートの丈が全生徒1短いとの噂もあります。

多分噂じゃなくて事実です。


コスプレ衣装を自作する為か、手芸部と掛け持ちで活動しています。

手芸部の子からは、材料置き場にゴムやアクリル板など変な素材が増えたの事。



この4人がこの那朗高校特殊放送部の初期メンバーです。

ここからの4人が追加メンバー、活動中に入部してきたメンバーになります。





5人目が霜月詩酉(しもつきしとり)さん。


私と同級生の女子生徒です。

小さいころから空手を続けて来ていて、並の男子生徒よりも断然強いですね。

中学の頃は学校のいじめっ子たちを撃退していたとの噂もある、武闘派メンバーです。

空手部との掛け持ちをしていてますが、プライベートでも道場通い。

さらに趣味が散歩と、ガッチガチに運動が大好きみたいですね。

最近空手は道場でも部活でも教える側に回っているので、何か新しいことをしてみたいと言っていました。

カンフーとかマーシャルアーツとか習得したらものすごく強くなれそうですね。


ただ、武闘派とはいっても、別にぶっきらぼうな訳では無く、性格はむしろフレンドリーな方、

他の部員とも仲良くやっていける明るい性格です。勿論私とも。


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6人目は与那嶺瀬奈(よなみねせな)さん。


下級生の女子生徒です。

那朗高校でも1、2を競うくらい小柄で、小動物的な印象をもつ生徒です。

苺クレープが好きだったり、趣味が買い物だったり、料理部と掛け持ちをしていたり、中身は年相応の女の子って感じですね。

色黒なのと沖縄出身なのは多分関係ありません。


ただ、少し気弱な性格で、積極的なコミュニケーションなどはあまり取ろうとはしません。

本人はその性格を直したいと考えているようで、制服を少し気崩したり、スカートの丈を削ったりと、

"明るい性格の人"を目指し、形から入ろうとしています。


その方向性が正しいのかは分かりませんけど、何にせよ目的に向かって努力する姿勢は素晴らしいと思います。



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7人目は城嶋蓮(じょうしまれん)君。


初期メンバー白金春人君のクラスメイトの男子生徒です。

ツンツン頭が特徴で、数少ない男子の中でも最も男子っぽい外見の部員ですね。

若干の不幸体質と消極的な性格から、空気読めない疑惑があったりはしますけど、

本人はいたって真面目なのはわかります。


因みに彼も白金君と同じく趣味はゲームですが、どちらかというとジャンルは私の方が相性が良く、

話は私の方が合います。

だからと言って蓮例も性別も違うので、ずっと語り合うとかそういう事は無いですけど…

PT組んでマルチするとかはたまにします。


部に来る頻度は他の生徒と同じくらいなので、何かの部と掛け持ちしてたりするんでしょうけど、

どこかは聞いてはいません。


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最後は三条翡翠(さんじょうひすい)さん。


特殊放送部唯一の私と同学年の男子生徒で、

バンド部と掛け持ちしているバンドマンですが、霜月さん曰くあまり上手くはないそうです。

外見は細身で背が高くて、髪にメッシュ入れてたりで様にはなりそうなんですけどね。

熱い性格で一度乗ると止められる人は少なそうですが、この部は夏輝さんがいるので安泰ですね。

趣味自体は夏輝さんとは似つきませんが…


どうやら霜月さんと以前何かあったらしいですけど、向こうからカミングアウトしてこない限り、

こちらからは詮索はしないようにしています。


勉強も運動も結構できるようで、音楽以外は結構ハイスペックらしいです。

なぜ一番好きな音楽だけ…




…とまぁこんなところでしょうか?

ただの部員紹介なのに、随分と長丁場になってしまいましたね。


とはいえこれも大事な事。

これからの活動をするにあたって、その人となりが分からなければ理解度も半減ですからね。


これら8人のメンバーが織りなす物語、お楽しみに!




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……


私以外誰もいない部室の中で、

カタカタとキーボードを打ち込みながら、ふぅと一息つきました。

ディスプレイに広がる文章を眺め、こんなんでいいのかな、と思案します。

特殊放送部としての小説企画の一作目。

小説を書いたことのない私は、えらく苦戦していました。

既に書いたことのある生徒会長さんにコツとかを聞いてみましたけれど、


「思った事と見たことを書いていけば大丈夫だよ」


とのこと。

実践はしてみたつもりですが、出来ているのでしょうか?


ふと外を見れば、陽は落ちて夕日が差し込んでいました。

もうこんな時間…

今日はもう他の部員が来ることは無いのでしょう。

私もパソコン電源を落とし、帰り支度をすることにしました。


特殊放送部には、収録の際、専用の衣装があるのですが、今日は必要なかったようですね。

私は自身の衣装である和服の裾を翻しながら、更衣室へと向かいました。


ああいや、どうせ私しか居ないわけですし、部室で着替えた方が楽ですね。

皆先に帰ってしまうとか、男子生徒が誰もいないとか、そういうタイミングも割とあるので、結構部室で着替えてしまう事もままあります。

他者評価では丁寧な私ですが、根は意外とものぐさなのかもしれません。






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僕は白金春人です!


いや別に何かあるって訳じゃ無いんですけどね?

昨日からスマホが見つからないんですよ。


どこ行ったんですかね?


確か最後に使ったのは…




あ、そうだ!特殊放送部の部室だ!

急いで取りに行かないと!



僕は窓から夕日が差し込む中、部室に向かって走り…じゃなくて、

早歩きで向かう事にしました。

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