うえこい 17
私は初めての経験にバクバクバクバクして、頭がポーッとして来た。どうしていいか分からなかったし、自分がどうしたいかも良く分からなかった。私は不思議な気持ちになっていた。
「さわ、大好き。」
ダイキは私のほっぺに触れながら言って、さわは?と聞いた。私はポーッとしたまま、
「…私も、大好き…」
と答えると、ダイキは嬉しそうに笑った。
ダイキは、私の両肩の上辺りに手をついて、私を見下ろして、
「さわの胸、可愛い。」
と言った。私は恥ずかしくて恥ずかしくて、
「み、見ないで…」
と言って手で隠そうとすると、ダイキに両手を押さえられてしまった。ダイキは、
「なんで?可愛いよ。」
と言って、胸にキスをした。私はビクッとなった。そのままチュ、チュっといろんなところにキスをした。私はキスされる度にビクッとした。
「だ、ダイキ…」
もう、恥ずかしいとかいろんなことが吹っ飛んで、呼吸とか、どうしてるかも分からない。
顔も身体も熱くてバクバクしてて、身体のいろんな場所から噴火が起きてるみたいだった。
ダイキが私の乳首をペロっとして、キスをした。
今までの場所と違って、私の身体に電撃が走った様な、そんな感覚に襲われて、思わず、
「あっ…」
と声が出た。
ダイキはもう片方も、同じ事をした。
私は、もう、思考能力がなくなって来て、
「…ダイキ、もう、ダメ…」
と辛うじて声に出来た。
ダイキは、やめてくれた。
そして、私の顔を見て、ほっぺに触れながら、
「さわが可愛過ぎて…」
と言った。そして、胸元をシャツで隠してくれて、
「ごめん…止めれなくて。」
と言った。
「…嫌いになった?」
ダイキは私を見つめて聞いた。
私は、小さく首を振った。
ダイキはホッとした様子だった。
私はダイキにギュッと抱きついて、
「大好きだよ、ダイキ。」
と言った。ダイキもギュッとしてくれて、
「俺も。」
と言った。
「…でも、さわ、今それはヤバイ。」
とダイキは言って私を見つめて、
「また止めれなくなるから。」
と言った。私は顔が熱くなった。ダイキはチュっと私にキスをして、起き上がって、私の手を取って起こしてくれた。
私が服を整えようとして、シャツの上からホックを止めようと苦戦していると、ダイキは私の後ろに回り込んで座って、
「…本当にごめんね。もっと、抑えれると思ってた。」
と言って、ホックを止めてくれた。
「さわのさ、無意識な行動が可愛過ぎて、ずっと我慢してたんだけど。」
ダイキは私のシャツのボタンを後ろから手を回して、留めながら話した。
「試合だと本当に別人で、肉食な感じなのに、終わったらもう小動物みたいで。でも袴がセクシーとか。」
ダイキは私の左肩上からボタンを確認しながらボタンを1つずつ留めてくれた。
「あの時羽鳥からさわを遠ざけたの気付かれててさ、帰りに、おまえ大変だな。って言われた。」
「え、大変⁇」
「そーだよ。さわね、無意識が多過ぎ。」
ちょっと怒りつつダイキは言った。
「袴の胸元直すとか、パックのジュースをストローでチューチュー飲むとか!」
「えっ。ダメなの⁇」
「ダメって言うか、俺の前だけにして。羽鳥の前とか、まじやめて。」
「…すみませんでした…」
「あの、さっきのパクってチョコ食べるのもダメ。」
パクって…そう言えば昔も言われたことあった気がする。
「後、暑いからセーター脱ぐとか。俺の前だけにしてよ。」
「でも私、羽鳥さんとか会わないよ?ダイキとしか会ってない。」
「そうだけど〜」
ダイキは私の左肩に額を乗せた。
「俺、さわの事知れば知るほど好きになって行くから、他の奴がさわのいろんな所知ったらって思うと、なんかツライ。」
「…私モテないってば。」
「同級生の話でしょ。」
ダイキはそう言って、後ろからギュッとして、
「試合や練習終わりとか学校終わりとか、ちょっとでもいいから、本当はさわに会いたいんだよね。…でも、そうすると前みたいに他の奴とかにも会っちゃうし、羽鳥もいるし。」
ダイキは、はぁ〜っと息をついて、
「ごめん、意外と束縛するタイプなのかも。」
と言った。私は、ダイキの手をギュッと握って、
「ううん、嬉しいよ。」
と言うと、ダイキは、ありがと。と言った。そして、
「あー、もう3時過ぎちゃったね。送ろうか!」
と言って、うーん、と伸びをした。




