うえこい 16
ダイキが私の鼓動を聞いてまったりしてて、私はもう恥ずかしさとドキドキバクバクでクラクラしそうになっていると、
「ピンポーン」
とインターフォンが鳴った。外から、宅配便でーす!と言う声が聞こえて来た。
「だ、ダイキ、宅配便だって。出なきゃ!」
と私が言うと、ダイキは残念そうに、あーあ。と言って玄関へ向かった。
私はやっと解放されて、ベッドの脇に座り直して、さっきまでダイキが頭を乗せていた辺りを触ってみた。鼓動が早いのが分かった。
実は今日私は、キスはするだろうな、したいな、とは思って来たけど、まさかこんな展開になるとは思ってもみなかった。前に、部活の男子が隠れて見てた雑誌をみんなで見たことがあったから、全く知識が無かった訳じゃ無い。もっと先の事がたくさんリアルに書いてあって、流石にちょっと見るのをやめてしまった。まさか自分がその状況になると思ってなかったから、ちゃんと見れば良かったと、今ちょっと後悔してる…心の準備と言うか、予備知識があったら、もうちょっと余裕があったかもしれない。予習って勉強でも大事だもんね…
私は社会の教科書を手に取ってパラパラしてみたけど、全く頭に入って来なかった。それどころか、ロシアのロを「くち」と読んでしまう始末だった。キスの破壊力がこんなにすごいとは。人と人とが触れ合うって、すごく恥ずかしくてドキドキするけど、すごい温かくてホッとして幸せな気持ちにもなるんだなぁ…
「さわー、コーヒーついでに持って来た。」
ダイキがコーヒーのいい香りと共に部屋に入って来た。私はまだドキドキが収まらないのに、ダイキは平気そうに見えた。さっきまでのが夢だったかと思うくらいだった。男子ってそう言うものなのかなぁと思った。
「余韻に浸ってるの?」
と意地悪くダイキが聞いてきて、
「俺はまだまだ続けたかったけどね。」
と言って私の隣に座った。
「さわの鼓動、心地良かった。」
ダイキはそう言って、また私をドキドキさせた。
「でも、さわに嫌われたくないから我慢する。」
ダイキは私にチュっとキスをして、勉強しよっかー!と言って自分の場所に座った。
私は、人って不思議だなと思った。ずっとされてると困惑しちゃうのに、もうしないんだ。って分かると寂しく感じちゃう。バードキスも好きだしドキドキするけど、さっきのとろけちゃうキスも嫌いじゃない。どっちがして欲しいって聞かれたら、後者かも…と思って、かおが熱くなるのが分かった。私ヤバイかも…。
私は落ち着く為に、ダイキが淹れてくれたコーヒーを飲んだ。で、ある事を思い出した。けど、ダイキは私と違って集中出来てそうだから、後にしようと思った。
結局ダイキは1時間くらい英語を勉強していた。私は暗記物は頭に入りそうに無かったから、数学をしていた。ダイキが休んだのを見て、私はカバンから包みを取り出した。ちょっとドキドキする。
「あのね、バレンタイン。過ぎちゃったけど。」
と言ってダイキに差し出した。ダイキはちょっとびっくりしたみたいだった。
「ありがと!いーの?」
と言って包みを受け取ってくれた。私は生チョコを作ってみた。チエちゃんや部活の友達、家族にもあげたから、味は大丈夫なはず。それでも、ダイキが食べるのをドキドキしながら見てると、
「おートロけた!すごいね!ありがと!うま〜!」
ダイキが喜んでくれたみたいで私はホッとした。私が、良かったーと言うと、
「さわが作ったの?へぇ〜意外。」
とダイキが意地悪く言って笑った。私は、もー!と言って拗ねると、ダイキは笑って、
「ごめんね、嬉しくてつい。」
と言って、こっち来て、と私を隣に呼んだ。私はダイキの隣に移動すると、ダイキが、
「はい。半分食べて。」
と言って半分自分で咥えた。その顔がちょっと可愛くて笑うと、早くー!と急かされた。でも、もう、これ、ドキドキがヤバイんですけど!
私は覚悟を決めて半分パクっとすると、ダイキが自分の半分も一緒に、私の口の中に押し込んだ。
「美味しいでしょ?」
ダイキはそう言って笑った。私はドキドキのまま生チョコを味わった。
「じゃあ次は、さわがして。」
とダイキは言って、私に1つ差し出した。私が半分パクっとすると、ダイキが、
「…さわ、それヤバイ。」
と言って、生チョコをまた私の口の中に押し込みながら、ギュッとして、そのままキスをしてきた。
私の口の中は生チョコがトロトロ溶けて、ダイキの舌が優しく動いていて、大変なことになっていた。そして私の心臓も、またバクバクして大変な事になっていた。チョコも私もトロトロ溶けていた。
口の中のチョコが溶けると、
「さわ、今の可愛すぎ…」
とダイキは言って、私をギュッとしたまま、ベッドに座らせた。そして、
「ごめん、もう、止めれない。」
と言って、またキスをした。
私はバクバクバクバクして、何も考えられなくなって来た。私はダイキに心もトロトロにされていた。
キスをしながら、ダイキは私をベッドにゆっくり倒した。そして、胸の辺りに触れた。
私はビクッとして、ダイキの手を退かそうとした。ダイキは、私の手を掴むと、優しく退かして、また触れた。
それからまたギュッとして、
「さわ、外していい?」
と耳元で言った。私は意味が直ぐに理解出来なくて、え…?と言うと、ダイキはブラのホックを外し始めた。私はやっと理解出来て、
「だ、ダイキ…待って。」
と言うと、ダイキはまた耳元で、
「もう、待てない。」
と言った。ホックが外れたのが分かった。
ダイキは私にキスをしながら、私のシャツのボタンを胸の下辺りまで外した。
私はもうどうしていいか分からなかった。ダイキの手が私の胸に直接触れると、私はまたビクッとして、キスをされながらも、頭を少し振って抵抗すると、ダイキは、
「さわ、可愛い…」
と優しく言って、またキスをした。私はもう身体が熱くなって、頭も噴火しそうだった。ダイキの手が私の胸を触ってる…私の心も身体も頭も、もうトロトロにされていた。




