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つれづれ野花  作者: あぐりの
うえこい
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うえこい

小学時代、遊びも恋も楽しく過ごした私は、中学生になった。

中学時代は、環境も人間関係も大きく変わった。

私達の中学は、町内の4つの小学校が集まるので9クラスもあった。因みに私達より上の学年は10クラスあったので、減少傾向にあった。でも、生徒数は330人程いて、同じクラスに同じ小学校の友達は男女合わせて5人くらいしかいなかった。

そして最大の特徴は、部活がほぼ毎日ある事だった。だから自然と、同じ部活の友達と良く一緒にいることになっていく。私はミオと同じクラスだったが、部活が違ったので、クラスの仲良しも別々になっていった。そんな自然な流れで、小学時代の友達とは、シイも含めて、遊んだりすることは無くなっていった。

ジュンペイともそうだった。クラスが前半後半に分かれてしまったので、隣のクラスだった時でさえ会わなかった私達は、全く会う事が無くなった。誰かにお願いして呼び出してもらうことも、部活や勉強、何より環境に慣れるのに必死だったから、全く無く、私達の恋は終わって行った。

今ならメールや電話で気楽に連絡が取れるけど、当時は黒電話時代。気楽に取れない。続けて行くには、かなり難しかった。


そんな私の次の恋の始まりは、中2の冬だった。


私には3歳年上の兄がいる。仲は良くも悪くもない。昔はしたけど、この頃は喧嘩をする事も無かった。部活もOBと現役という関係だったし、学年の先生も、兄時代の先生が多くいる学年だったから、共通の話題があって良く話す方だったと思う。

そんな兄が高校2年、私が中学2年の時の話だ。


兄が友達と冬休みに2泊3日でスキーに行くと言い出した。私が小さい頃は、母の仲良し家族と一緒に良くスキーに行っていた。それぞれ子供が大きくなってからは行っていなかったが、家族では行っていた。だけどそれも、兄が中学に入る前の話だ。だから、

「私も行きたい!」

と言う、妹魂炸裂なワガママをみんな許してくれた。でも、流石に中学生を高校生の兄に託すのは気が引けると言う事で、父が付き添いで行く事になった。じゃあ、と言って、私は友達も誘う事にした。同じ部活のチエちゃんと、同じ小学校だったかなちゃんだ。ちえちゃんとかなちゃんは当時同じクラスで、仲は良い方だった。

チエちゃんは、小学校は別だった。小柄で細っそりしているが、パワフルな子で、家が商売をしているからか、人当たりも良かった。

かなちゃんとは、小学校が一緒だった。大人びた感じの落ち着きのある子で、一人っ子なのに、みんなのお姉さんみたいな存在だった。

そんな2人と私は久しぶりのスキーを楽しみにしていた。





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